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【進撃の巨人を世界一分かりやすく解説】全ストーリー・主要キャラを徹底解剖!!

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(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

2021年6月16日、大人気コミックスである「進撃の巨人」の最終巻34巻が発売され、約11年半にも及ぶ壮大な物語が幕を下ろしました。

そしてアニメ「進撃の巨人」も今冬Final Season Part IIを迎え、大一番の盛り上がりを見せようとしています。

 

Midori
コミックの累計発行部数は全世界で1億部を超えており、日本を代表する作品となった進撃の巨人ですが、その複雑な設定ゆえに、途中で追うのを辞めてしまったという声も多く聞きます。
確かに、王政編とか話が難しいもんね…
Mitsu

 

そこで今回の記事はそんな進撃の巨人を世界一分かりやすく、旨味を損なうことなく簡潔にまとめました。

 

Midori
最後まで読破した人も、途中で離脱してしまった人も、全員が楽しめる内容になっているので、是非最後まで読んでみてください♪

 

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この記事はこんな方におすすめ

  • 全巻読む時間がないのでサクッとまとめて欲しい
  • 物語が難しいので分かりやすく解説してほしい
  • ファイナルシーズン Part IIに備えて復習しておきたい
  • 作中の伏線を掘り下げて解説して欲しい

 

 

 

 

著者紹介-about me-

 

 

Midori
今回の目次です♪

 

 

Midori
それでは進撃の世界にご案内〜!
心臓を捧げよ!!
Mitsu

 

 

進撃の巨人の世界観

突如現れた異形の怪物である巨人。奴らは人類を一方的に捕食した。

人類は多くの同胞を失いながらも、巨人を退ける3重の防御壁を建造し、そこに小さな国を興した。

 

100年もの間、壁内の人類を巨人から守り、平和をもたらした防衛壁であったが、ある日、突如現れた超大型巨人に壊されてしまう。

人類は思い出してしまった。巨人に支配されていた恐怖を。鳥籠の中で束の間の平和を享受していたことを。

 

 

Midori
「進撃の巨人」は北欧神話をモチーフにしたダークファンタジーです。

 

巨人に淘汰された人類の叛逆を描いており、「自由」と「代償」が作中のテーマになっています。

 

人類は「自由」を手にするため、多くの犠牲を払いながら、自分達の数十倍の体躯を誇る巨人へ戦いを挑みます。

物語の当初は人類側の対抗手段が立体機動装置という対巨人用の移動装置と、ブレードを用いた白兵戦のみで、圧倒的不利な状況を強いられています。

 

物語が進むにつれて、巨人の正体が自分達と同じ人類である事が判明し、舞台はそれを隠蔽しようとする王政との戦いに移っていきます。

なぜ巨人は生まれたのか、なぜ人を喰らうのか、王政はなぜ巨人の秘密を隠しているのか。

 

Midori
主人公であるエレン・イェーガーを中心に世界の真相が明かされていきます♪

 

 

 

進撃の巨人の用語解説

Midori
このトピックでは進撃の巨人に登場する用語を徹底解説していきます♪

 

 

巨人

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

全長4m〜60m級まで様々な巨人が存在しており、攻撃を受けてもすぐに再生するため、基本的に不死身であるが、唯一の弱点である、うなじ(後頭部下の縦1m、横10cm)を切り落とすと絶命する。

 

その正体は主人公エレン・イェーガーを始めとする、エルディア人(ユミルの民)の同胞であり、始祖ユミルから受け継がれた特殊な遺伝子が、エルディア人の共通意識空間である"道"を介して、彼らを巨人へと変身させていた。

 

Midori
エルディア人が巨人化すると、道を通して巨人の血肉が転送されるため、落雷のような衝撃が走ります↓

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

巨人がうなじを切り落とされると絶命するのは、うなじにいる本体に刃が届き絶命するからである。

 

Midori
つまり、巨人はエルディア人が着ぐるみを着ているような状態であり、この着ぐるみは"道"という宅配便を介して運ばれてくるという事です。

なるほど。めちゃ分かりやすい!!
Mitsu

 

巨人はその生態と能力から、無垢巨人と知性巨人に分類することが出来る。

 

 

 

無垢巨人(無知性巨人)

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

知性を持たない巨人であり、基本的にコミュニケーションを取ることは出来ず、人間を捕食するという、ただ一つの行動原理によって動いている。

 

エルディア人(ユミルの民)が巨人の脊髄液を投与されると、知性と自我を失い、無垢巨人に変身する。

また、巨人化の副次効果として、その時点で受けていた肉体の損傷が修復されるが、知性巨人の継承者を捕食しない限り、人の姿に戻ることは出来ない。

 

無垢巨人は人間を栄養源にしている訳ではなく、一定時間経つと吐き出していた。

つまり、捕食の目的は知性巨人の継承者を食べて人間に戻ることだった。(詳細は次項の知性巨人を参照)

 

そのため、同族であっても知性巨人に対しては敵意を持っており、襲いかかってくる。

基本的に無垢巨人は人間を捕食する行動原理で動くため、動きを読みやすく、訓練した兵士であれば討伐することはさほど難しくない。

 

 

また、夜は行動できず、人の気配に引き寄せられる習性があるが、それは彼らの本体が人間であるからであろう。

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

知性巨人の力で支配されている無垢巨人は奇行種と呼ばれ、人間を無視して走り抜けるなど奇怪な行動をとる。

 

 

 

知性巨人(9つの巨人)

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

原初の巨人である始祖ユミルの力を引き継ぐ特別な巨人であり、9体存在している。

無垢巨人と異なり、人間時の知性と自我を保ったまま、身体の損傷と強い目的意識をトリガーとして巨人に変身する事ができる。

 

瀕死に近い重傷を負っても任意で再生できるため、人間体のままでも不死身に近い再生力を持っているが、再生には時間がかかる。

また、始祖ユミルの呪いにより13年しか生きられないという代償を負っている。

 

無垢巨人が知性巨人の継承者を捕食すると、その力を引き継ぐ事ができる。

知性巨人の力を持つものは、13年の寿命を迎える前に後任者を選び、自らを捕食させることでその力を継承してきた。

 

その際、後任者は無垢巨人になっている間の記憶が残っておらず、自身が前任者を捕食した記憶がないことが多い。

 

 

 

始祖の巨人


(C)諫山創・講談社/進撃の巨人33巻

作中では「座標」とも形容されており、始祖ユミルから分かたれた巨人の力のうち、エルディア人(ユミルの民)の全てを支配する能力を受け継いだ巨人である。

 

外見は他の巨人と大きく異なり、巨大なムカデのようなフォルムである。

 

始祖の巨人の力には4つの能力がある。

始祖の巨人の4つの能力

  • エルディア人の記憶を改竄(かいざん)する(アッカーマンを除く)
  • エルディア人の身体構造を意図した通りに作り変える
  • 巨人を自在に操る(進撃の巨人を除く)
  • 歴代の知性巨人を無限に生み出す

 

 

世界を滅ぼしかねない強力な能力ゆえに、始祖ユミルに近い王家の血を引く者しか、力を行使する事ができない。

 

始祖の巨人は歴代王家に引き継がれていたが、エルディア人の緩やかな自死を望む145代フリッツ王が不戦の契りを交わしたことで、王家の者が始祖を継承しても、その自死思想が伝染し、記憶改竄以外の能力が使えなくなった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人25巻

 

ただし、不戦の契りを無効化する方法が一つだけあった。

王家以外の者が始祖の巨人を継承し、その後、王家の血を引く者と接触すれば、始祖を宿している者がトリガーとなって、不戦の契りの制約を受けずに力を行使する事ができるのだ。

 

そのため、始祖の巨人の力を使い、エルディア人の解放を目論むグリシャによって、始祖の力は王家から奪われ、息子エレンに引き継がれた。

 

物語の終盤では、シガンシナ区の決戦時にエレンとジークが接触したことで、エレンがトリガーとなって始祖の力を掌握する。

 

始祖の巨人となったエレンは、パラディ島の3重の防御壁となっていた大型巨人を覚醒させ、海を超えて地鳴らし(大型巨人による侵攻)を行い、世界人口の8割を虐殺する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人33巻

 

 

 

 

進撃の巨人

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

本作のタイトルになっている巨人であり、始祖ユミルから分たれた巨人の力のうち、自由意志を引き継いだ巨人である。

全ての巨人の中で唯一、始祖の支配から逃れる事ができる巨人であり、過去だけでなく、未来の継承者の記憶も覗き見る事ができる。

 

戦闘力に関しては9つの巨人の中でも平均的な位置付けであるが、継承者によってその実力が左右され、徒手格闘が得意なエレンとは相性が良かった様子。

物語の中盤ではヨロイ・ブラウン(鎧の巨人の脊髄液)を摂取し、硬質化の能力を得る。

C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

物語の後半で戦鎚の巨人を喰らい、自在に武器を生成できるようになり、単独で複数体の巨人(鎧、顎、車力)を相手にしても引けを取らない最恐の巨人となった。

進撃の巨人はエレンの父であるグリシャが、エルディア復権派の創始者エレン・クルーガーから引き継ぎ、始祖の巨人の力とともにエレンに託した。

 

 

 

 

超大型巨人

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

始祖ユミルから分かたれた巨人の力のうち、巨大な体躯を引き継いだ巨人である。

その体躯は60mを超え、圧倒的な力で数多の命を踏み躙り、壁内の人類を絶望させた。

 

超大型巨人は皮膚がなく、骨と筋繊維がむき出しのデザインになっており、「進撃の巨人」を象徴する巨人と言える。

主に巨大な体躯を利用した破壊活動を行うが、他にも2つの戦闘方法がある。

 

 

超大型巨人の戦闘方法

  • 巨人変身時の爆発で半径数キロメートルを吹き飛ばす。
  • 体から発する高温の蒸気で周囲を燃やす

 

 

変身時の爆発は周囲を消しとばすほど、殺傷能力が高い。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人19巻

 

 

また、剥き出しの筋繊維を燃焼して高温の蒸気を発するので、用意に近づくことが出来ない。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人20巻

 

 

ただし、消耗戦に弱く、巨人体でいられる時間は9つの巨人の中で最も短い。

 

超大型巨人はウォール・マリア最終奪還作戦にて、エレンとアルミンの連携に敗れ、ベルトルトからアルミンへ引き継がれた。

最終決戦の天と地の戦いではパラディ島の仲間と共に、エレン(始祖の巨人)と対峙する。

 

 

 

鎧の巨人

C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

始祖ユミルから分かたれた巨人の力のうち、強靭な防御力を引き継いだ巨人である。

硬化した皮膚を全身に張り巡らせて、黄金の鎧のようにまとっており、立体機動によるブレードの斬撃では傷一つ付けることが出来ない。

 

但し、関節は鎧を纏うことが出来ないので、対巨人戦においては関節技が弱点となる。

また、同じ硬質化をまとった巨人の打撃も有効であり、作中でエレンの硬質化した拳を受けて鎧が砕けている。

 

 

物語の中盤で、調査兵団は対鎧の巨人用に雷槍という新型兵器を開発し、鎧の巨人に致命傷を与えている。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人19巻

 

作中において鎧の巨人は、ライナーが最初から最後まで保有しており、前任者は不明。

最終決戦時は調査兵団・マーレ戦士と共に、エレン(始祖の巨人)と対峙する。

 

 

 

女型の巨人

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

始祖ユミルから分かたれた巨人の力のうち、巨人の能力をコピーする力を引き継いだ汎用性の高い巨人である。

全ての巨人の中で唯一、女性型のスレンダーで丸みを帯びたフォルムをしている。

 

鎧の巨人の硬質化、獣の巨人の叫び(無垢巨人呼び寄せ)、車力の巨人の持久力、戦鎚の巨人の結晶化をコピーしており、登場したのは作中の序盤であるが、特に目立った弱点がなく、作中屈指の強さを誇る。

 

 

女型の巨人は当時最強クラスの戦闘力を持っていたリヴァイ班をたった一体で壊滅させている。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人7巻

 

 

作中において女型の巨人は、アニが最初から最後まで保有しており、前任者は不明。

最終決戦の天と地の戦いではパラディ島の仲間と共に、エレン(始祖の巨人)と対峙する。

 

 

 

獣の巨人

始祖ユミルから分かたれた巨人の力のうち、獣の力を引き継いだ巨人である。

9つの巨人の中で最も戦闘に向いていないと称されるほど、戦闘能力の低い巨人だったが、ジークが継承したことで王家の血と投石技術が合わさり、無類の強さを誇る巨人となった。

 

獣の巨人の長い手足を利用した投石は非常に強力で、調査兵団を壊滅まで追い込んだ。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人18巻

 

 

ジークが継承した獣の巨人には投石の他に4つの特殊能力がある。

獣の巨人の特殊能力

  • 他の巨人と異なり夜間でも行動する事ができる
  • 叫びで無垢巨人を呼び寄せる事ができる
  • 巨人体のままでも流暢に人間の言語を話す事ができる
  • ジークの脊髄液を摂取したエルディア人を任意のタイミングで巨人化し、操る事ができる

 

元々、マーレで巨人学の研究者をしていたトム・クサヴァーが継承していたが、息子のように接していたジークへ自身の願いとともに託した。

パラディ島の最終決戦時でエレンと接触し、始祖の巨人を掌握したエレンの巨人体の中に取り込まれる。

 

 

 

車力の巨人

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

始祖ユミルから分かたれた巨人の力のうち、機動力を引き継いだ巨人である。

他の知性巨人が1日に何度も変身できないのに対して、車力の巨人は1日に100回でも200回でも変身する事ができ、最大で2ヶ月間巨人体を維持する事ができる。

 

車力という名前からも分かる通り、荷車のように物資を運ぶのに適したサポートタイプの知性巨人である。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人19巻

機動力と持久力が高い反面で、耐久力はそれほど高くなく、一度致命傷を受けると治癒するの時間がかかる。

 

作中において車力の巨人は、マーレの戦士であるピーク・フィンガーが最初から最後まで保有していた為、前任者は不明。

最終決戦時は調査兵団と共闘し、エレン(始祖の巨人)と対峙する。

 

 

 

顎の巨人

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

始祖ユミルから分かたれた巨人の力のうち、強靭な爪と顎を引き継いだ強襲型の巨人である。

9つの巨人の中で最も小柄だが、それゆえに素早い動きが可能であり、殺傷能力の高い爪と顎で敵を強襲する。

 

特にその顎の攻撃力はあまりに高く、エレンにくるみ割り人形のように利用され、仲間である戦鎚の巨人の硬質化した結晶を噛み砕いてしまった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人26巻

 

 

当初は壁内の始祖の巨人を奪還するために、ライナー、ベルトルト、アニとともに派遣された、マルセルが顎の巨人を継承していたが、道中で無知性巨人になっていたユミル(調査兵団)に遭遇。

 

マルセルがライナーを庇い捕食されたことで、ユミルに継承された。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人24巻

 

 

5年後、ウトガルド城の攻防戦ののち、ライナー、ベルトルトと共にマーレに帰国することを選んだユミルが、マルセルの弟であるポルコに自らを食わせ、ポルコに継承させた。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人23巻

 

 

さらに4年後、ポルコはパラディ島奇襲作戦でエレンとジークの接触を阻止するために、彼らを強襲するが、返り討ちに合い修復できないほどの重傷を負う。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

そして、ジークの叫びによって無垢巨人化したファルコに捕食されかけていた、ライナーを守り、代わりに捕食される。

 

 

これにより、最終継承者はファルコとなったが、従来の顎の巨人と異なり、獣の巨人の脊髄液を摂取していたことから、鷹のような巨人となり飛行能力を身につけ、始祖の巨人となったエレンに立ち向かう。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人34巻

 

 

 

 

戦鎚の巨人

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

始祖ユミルから分かたれた巨人の力のうち、武器を自在に生成する力を引き継いだ巨人である。

 

 

鎧の巨人が持っている硬質化能力を応用し、戦鎚・剣・クロスボウを始め、多種多様な武器を生成して戦う。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人25巻

 

 

また、9つの巨人の中で唯一本体がうなじにおらず、硬質化した結晶に身を包んで地中に隠れているため、これを看破しなければ絶対に勝つ事ができない。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人25巻

さらに、本体を包んでいる結晶は顎の巨人の顎以外では傷一つ付けることが出来ないため、白兵戦においては最強クラスの巨人である。

 

戦鎚の巨人はエルディア帝国の元貴族家であるタイバー家が代々引き継いでおり、タイバー家当初のヴィリー・タイバーの妹であるラーラ・タイバーが継承していた。

 

しかし、エレンが独断で決行したレベリオ襲撃戦において、エレンの顎の巨人の顎を利用した奇策に敗れ、エレンに継承される。

 

 

 

 

エルディア人(ユミルの民)

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人22巻

原初の巨人であるをユミルを始祖とする民族であり、巨人に変身できる特殊な遺伝子を持っている。

今から1800年以上前、エルディア人は巨人の力で世界を蹂躙し、民族浄化で同族を増やしてエルディア帝国を築いた。

 

そして、無敵の帝国となったエルディアはその怒りの矛先を、仲間に向けるようになる。

9つの巨人の力を継承する者同士の権力争いが始まったのだ。(巨人大戦)

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人25巻

いつまでも争いを止めることが出来ず、巨人に支配されている世界に145代目フリッツ王(カール・フリッツ)は心を痛めていた。

 

そこで、カール・フリッツは巨人大戦を静観していたタイバー家と手を組み、エルディア人から迫害を受けていたマーレ人の英雄へーロスを擁立し、エルディアが弱体化するように内部工作を行った。

 

結果として彼の思惑通り、マーレは内部から瓦解したエルディア帝国を倒し、エルディア人が支配する時代が終わりを告げた。

 

カール・フリッツは自身と志を共にするエルディア人と共に、パラディ島へ逃れ、始祖の力を使って数千万の超大型巨人を支配し、硬質化させることで3重の壁を建造した。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人25巻

また、カール・フリッツは3重の壁を武力として行使つもりはなく、不戦の契りを交わすことで束の間の平和を享受し、世界から滅ぼされる道を選んだ。

 

以上から、エルディア人はカール・フリッツと共にパラディ島に逃れ一時的な平和を享受する人々と、マーレのレベリオ収容区に閉じ込めれ、迫害を受け続けている人々に二分化された。

 

 

 

マーレ人

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

エルディア人の巨人の力で蹂躙され、長年迫害を受け続けてきた大国の民族である。

しかし、エルディア帝国の内乱である巨人大戦で形勢が逆転し、マーレ人の英雄へーロスがエルディア帝国を壊滅させた。

 

マーレは内地に残ったエルディア人を迫害し、彼らの罪悪感に付け込み支配することで、巨人の力を軍事利用するようになる。

始祖ユミルから分かたれた知性巨人9体のうち、7体を掌握しており、圧倒的な戦力で他国を蹂躙し、一大帝国を築き上げた。

 

しかし、科学技術の発展で火力兵器が戦争に実用化されたことで、巨人は無敵の存在ではなくなりつつあり、周辺国から侵略を受けてマーレの力は弱体化しつつある。

全ての巨人の力を支配できる始祖の巨人と、軍事技術を発展させる豊富な地下資源を求めてパラディ島に戦争を仕掛けた。

 

 

 

名誉マーレ人

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人24巻

エルディア人でありながら、マーレのために戦う事を目的として、知性巨人を引き継いだ戦士とその家族のことを表している。

パラディ島に潜入したライナー、ベルトルト、アニ、マルセル達とその家族などがこれに当たる。

 

表向きはマーレのために戦っているが、マーレの支配と迫害から逃れ、エルディア人を解放するために戦っている者が多い。

 

 

 

パラディ島

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人21巻

本作の舞台となっている孤島であり、145代フリッツ王(カール・フリッツ)が最後の楽園として選んだ場所である。

巨人の力で世界を蹂躙し、憎しみの連鎖を生み出した責任を果たすため、自身と志をともにするエルディア人のみを引き入れてパラディ島に移住した。

 

カール・フリッツは世界から滅ぼされるまでの、束の間の平和を享受するため、始祖ユミルの娘の名前にちなんで、ウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナという3重の壁を始祖の巨人の力で建造した。

 

その後、始祖の巨人の力に不戦の契りを課し、壁内の人類はいつか訪れる侵略戦争を受け入れる事となった。

 

 

なんでパラディ島は侵略されてしまうの?
Mitsu
Midori
良い質問ですね!パラディ島が世界から狙われている理由が2つあります。

 

パラディ島が狙われる理由

  • 世界を支配し、暴力の限りを尽くしたエルディア人が住んでいる
  • 氷瀑石という未知の地下資源があり、軍事利用価値がある

 

 

Midori
しかし、パラディ島には簡単に手出しをできない3つの理由がありました。

3つの理由

  • 楽園送りにされた巨人が壁外を彷徨っている
  • 高さ50mを超える3重の防御壁が聳え立っている
  • 侵略してきた場合は巨人の力を使って報復すると警告していた

 

Midori
以上から、パラディ島は100年もの間、何事もなく平穏な日々を送れていたのです。

 

 

 

パラディ島の組織

パラディ島の人類を束ねているのは下記の組織である。

 

レイス家

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

パラディ島を裏で支配する真の王族であり、その正体は名前を変え、エルディア人の記憶を改竄した145代フリッツ王の一族である。

自分たちの保身のために、傀儡の王を擁立し、壁内の人類が壁の秘密を暴くことを妨害してきた。

 

いつか訪れる侵略戦争で無抵抗で滅ぶために、記憶を改竄する始祖の力と、憲兵団(中央第一憲兵団)・壁教を利用して、政治(行政)・宗教(思想)の両面から壁内人類をコントロールしている。

 

悠久の時を経て、始祖の巨人を代々引き継いできたが、845年の超大型巨人と鎧の巨人の襲撃でウォール・マリアの壁が壊された事を契機に、王の思想に異を唱えるグリシャによって当主ロッド・レイス以外は惨殺され、始祖の巨人を奪われる。

 

 

調査兵団

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人1巻

パラディ島の主戦力であり、巨人の謎を解き明かし、人類の自由を勝ち取るために壁外調査を敢行する組織である。

そのエンブレムは自由の翼を表しており、多大な犠牲を払いながらも壁内人類のために巨人と戦い続けた。

主人公エレンを始め、ミカサ、アルミン、リヴァイなど、主要登場人物はこの組織に属している。

 

 

憲兵団

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人1巻

パラディ島の人民を王の思想の下で統率するための組織であり、王の息がかかっていない調査兵団とは対立関係にある。

エレンが始祖の巨人の力を発揮してからは、彼を奪うために調査兵団に民間人殺害の罪をなすり付けたり、壁の真実を隠蔽するためには手段を問わない。

そのエンブレムは気高いユニコーンが描かれているが…実際はレイス家の傀儡である。

 

 

駐屯兵団

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人1巻

パラディ島の壁内人類と壁を守るための組織であるが、実践的な訓練を積んでいないため、巨人に抵抗する力を持たない。

そのエンブレムは壁を守る薔薇を表している。

 

 

壁(ウォール)教

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人8巻

パラディ島の人民を巨人から守っている3重の壁を神格化している宗教団体。

「壁は女神が与えたものであり、人々が壁に手を加える事は神への冒涜」としている。

 

壁教が勢力を拡大したのは、845年にウォール・マリアの壁が破壊されてからである。

司祭であるニックは壁の正体が 超大型巨人である真実を知っており、これを人民に悟られないために、壁を神性なものとして崇めていた。

 

つまり壁教もレイス家と癒着しており、壁内人類の思想をコントロールするために作られたことが分かる。

 

 

 

立体機動装置

巨人に抵抗するために壁内人類が生み出した兵器である。

アンカーが付いたワイヤーの射出装置が腰ベルトの左右に取り付けられており、操作装置を兼用するブレードの柄の部分と繋がっている。

 

このワイヤーを打ち出して、壁や木、時には巨人に直接突き立て、ワイヤーを巻き取ることで、素早い高速移動とそれを利用した斬撃で巨人を討伐できる

 

空気に触れるとガスを発生させる氷爆石が動力源となっている。

 

 

 

雷槍

鎧の巨人の硬質化に対抗するために、中央第一憲兵が隠匿していた技術を応用した兵器でトンファーのような形状をしている。

 

両腕に装備し、トリガーを引くことでワイヤーで繋がれた信管を発射し、目標物に命中した後に、ワイヤーを引き抜くことで爆発する。

 

言い換えれば小型ロケットランチャーのような兵器で、その名の通り落雷のように対象物を木っ端微塵に粉砕するが、その破壊力ゆえに使用者本人が爆発に巻き込まれるリスクがあるので、使用できる状況に制限がある。

 

 

 

アッカーマン一族

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人7巻

巨人化実験の副産物であり、エルディア人(ユミルの民)の身体を改造し、人間体のまま一部巨人の力を発揮することができる一族である。

 

極限状態まで追い込まれ、強い目的意識を持つことが力を発揮するトリガーとなり、自身以外に守るべき宿主がいるとその戦闘力はさらに強化される。

 

また、始祖の巨人の記憶改竄や支配を受けないため、フリッツ王から危険視され、そのほとんどが迫害されて殺された。

 

本作ではエレンの幼馴染であるミカサとその父、調査兵団兵士長のリヴァイとその母、中央第一憲兵のケニーらが、アッカーマン一族の生き残りとして登場する。

 

 

 

座標

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

座標とは始祖の巨人を示しており、巨人の力の源である。

始祖ユミルは座標で巨人の血肉を作り、道を通してエルディア人に送っている。

 

始祖の巨人を王家が継承すると座標に辿り着くことができ、エルディア人と巨人を意のままに支配することができる。

物語の終盤でエレンは王家の血を引くジークと接触することで、王家の血を持たずして座標に到達した。

 

 

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人31巻

道とは始祖の巨人と全てのエルディア人を繋いでいる意識空間であり、彼らを縛る鎖のようなものである。

巨人の血肉は座標から道を通じて個々のエルディア人に送られる。

 

記憶や意思も道を介して送ることができるため、記憶の改竄や捏造が可能となる。

道がある限りエルディア人は始祖の巨人の支配から逃れることはできない。

 

 

 

進撃の巨人の全ストーリー(時系列順)

進撃の巨人のストーリーを時系列順にまとめてみました。

Midori
11年半の歴史の深み損なうことなく、簡潔に仕上げているのでお楽しみください♪

 

 

始祖ユミルの誕生

今から2000年前、ある村が一夜にしてエルディア国に滅ぼされ、心優しい少女は奴隷となった。

その少女の名前をユミルと言う。

 

ある時ユミルは自分と同じような境遇に同情し、家畜の豚を逃してしまうが、仲間の奴隷に密告されてしまい、国を追われることとなった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

 

仲間だった者から弓矢で射抜かれ、獣に切り裂かれ、彼女は命からがら、ある大木まで辿り着き、その根本の深い穴に落ちてしまう。

そこには有機生物の起源が生息しており、ユミルと一体化し、彼女に巨人の力を授けた。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

 

 

ユミルはエルディア国に戻り、巨人の力を初代フリッツ王のために行使した。

荒地を耕し、峠に橋をかけ、エルディア国に富をもたらし、時には兵器として周辺国に争いを仕掛け滅ぼした。

 

その功労もあり、彼女は初代フリッツ王の妻となりマリア、ローゼ、シーナの3人を出産した。

 

巨人の力をフリッツ王のために使い続けたユミルであったが、ある時、暗殺者から王を守り深い傷を負ってしまう。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

 

巨人の力を使えば修復するのに雑作もない傷であるが、フリッツ王の愛を確かめたかったユミルは傷を治さずに彼を見上げた。

 

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

 

お前がそれぐらいの傷で死なない事は分かっている

起きて働け

お前はそのために生まれてきたのだ

我が奴隷ユミルよ

 

ユミルが全てを捧げて尽くした王はユミルを愛していなかった。

全てに絶望したユミルは、フリッツ王へ最初で最後の抵抗として、傷を治さずに自らの命を絶つことを選んだ。

 

 

ユミルが死んだのは巨人の力を発現してから13年後のことであった。

 

フリッツ王はエルディア帝国を発展させた巨人の力を失わないために、ユミルの亡骸を娘たちに食わせた。

そして娘が死んだ時は孫に背骨を食わせた。孫が死んだ時はその子に…

 

このおぞましい儀式を続けた結果、ユミルの巨人の力はエルディア人全体に継承されていった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

ユミルを中心として、全てのエルディア人を縛る”道”ができたのである。

 

 

 

エルディア帝国による民族浄化

ユミルの巨人の力はユミルの血肉を食らった者たちに継承され、9つに分岐した。

始祖、進撃、超大型、鎧、女型、獣、車力、顎、戦鎚の巨人の力である。

 

しかしその力は代償を負っており、継承した者は13年しか生きられなかった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人22巻

誰も継承する者がいなければ、その年に生まれたエルディア人の赤子にランダムで継承されてしまうため、特定の一族で巨人の力を管理するようになった。

 

 

そして暗黒の時代が訪れる。

巨人の力を使って、エルディアは当時大国であったマーレを侵略し滅ぼしたのである。

 

史実は定かではないが、マーレの歴史文献によると、そこからエルディア人による民族浄化が1700年続いたとされる。

 

実際に1700年もの間、民族浄化が続いたのであれば、マーレは歴史から消えているので、この史実は脚色されている可能性が高い。

しかし、エルディア人が巨人の力による暴力で、マーレ人を迫害し、蹂躙したことで、憎しみの連鎖の引き金を引いたことは紛れもない事実である。

 

 

 

巨人大戦とエルディア帝国の滅亡

巨人の力で世界を支配したエルディア帝国は145代目の王、カール・フリッツの代まで繁栄した。

しかし、敵国がいなくなったことで、エルディア人の暴力の矛先は同族に向くようになった。

 

9つの巨人の力を継承した一族同士の内戦”巨人大戦”の始まりである。

 

始祖の巨人を継承したカール・フリッツはエルディアの残酷な歴史と無意味な同族争いで憔悴していた。

そして何より、エルディア人の暴力に虐げられ続けているマーレ人に心を痛めていた。

 

彼はエルディア帝国の歴史に終止符を打つこと決断する。

戦鎚の巨人を管理する貴族であったタイバー家と手を組み、内部工作でマーレ人の戦士へーロスを擁立し、彼を英雄に仕立て上げたのだ。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人25巻

その結果、エルディア帝国の主力兵器であった9つの巨人の力のうち、7つをマーレ側の戦士に継承させ、エルディア帝国は力を失い瓦解した。

 

巨人大戦終結後、カール・フリッツは自身と志を共にするエルディア人のみ、パラディ島に移し、ウォールマリア、ローゼ、シーナの3重の壁を始祖の力で建造した。

 

そして、周辺国に対し、「我らの安息を脅かせば幾千の大型巨人で報復する」という警告を残し、束の間の平和を享受する道を選んだ。

しかし、これは真意ではなかった。

 

彼は始祖の巨人の力に不戦の契りを課し、王家の血を引く子孫が始祖の力を継承した際に「無抵抗で他国の侵略を受け入れて滅びる」という、自らの思想を引き継ぐように画策したのである。

 

 

これにより、カール・フリッツ以後の始祖の巨人継承者は滅びゆく運命を受け入れることしか出来なくなった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

彼の直系卑属(子、孫)は名前をレイスと改め、パラディ島の影の支配者となり、彼の思想を守り続けることとなった。

 

 

 

マーレの再興とエルディア人の迫害

巨人の力を7つ掌握することに成功したマーレはかつての国力を取り戻すため、エルディア人の支配を試みた。

 

見捨てられたエルディア人をレベリオ地区に収容し自由を奪い、「エルディア人は悪魔の末裔であり、一生をかけて償わなければならない」とする教育的洗脳を行なったのだ。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人24巻

 

そして、レベリオ収容区の中から、知性巨人の力を継承し、マーレのために戦う者を「名誉マーレ人」として公募した。

 

運よく名誉マーレ人となれば、その家族を含め、マーレ人として生きることが出来るが、巨人を継承した者は13年しか生きられない代償と、寿命を迎えるまで兵器として人々を殺し続ける地獄を味わうことになる。

 

 

また、レベリオ収容区から脱走したり、マーレへの謀反を企てた場合、「楽園送り」と称して、パラディ島の壁外で、巨人化薬(巨人の脊髄液)を注入され、無垢巨人として捨てられることになる。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人21巻

 

名誉マーレ人になっても地獄、自由を求めても地獄、レベリオ収容区で大人しく暮らしていても、迫害され続けるという奴隷のような扱いをエルディア人は強いられていた。

 

 

 

エルディア復権派の野望

マーレの暴政に反発し、エルディア人の復興を目指す者たちが団結を始めた。

彼らはエルディア復権派と呼ばれ、その中心人物はグリシャ・イエーガーという若き医者だった。

 

グリシャはマーレの歴史改竄を暴き、復権派の団結力を高め、そのカリスマ性で彼らを束ねた。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人21巻

時を同じくして、マーレ政府に潜伏するエルディア復権派の協力者である、フクロウの手引きで、フリッツ王家の血を引くダイナ・フリッツが復権派に合流した。

 

グリシャはダイナと恋に落ち、出会った翌年に結婚し、息子を授かることになる。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人21巻

 

その子の名はジーク・イェーガー。ジークはエルディア復権派の希望の光であった。

 

 

 

巨人の力の没落とエルディア復権派の解体

巨人の力を使い、世界の支配者となっていたマーレであったが、巨人の力に頼り過ぎていたが故に、周辺国の軍事技術の発展力に追いつけなくなっていた。

 

もはや7つの巨人の力は絶対ではなく、軍事力を身につけた周辺国からの報復を受ける時が刻一刻と迫っていたのだ。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人23巻

 

軍事力を高めるには膨大な量の化石燃料が必要だが、既にマーレには十分な資源は残っていなかった。

そこでマーレ政府はフリッツ王が守るパラディ島の地下資源に目をつけ、パラディ島へ潜入し、フリッツ王が持つ始祖の巨人を奪い、パラディ島そのものを掌握する計画を企てた。

 

再び「名誉マーレ人」を餌にして、レベリオ収容区から5~7歳のマーレ戦士を募ったのである。

これはエルディア復権派にとって、またとないチャンスであった。

 

王家の血を引くジークがスパイとしてマーレの戦士となり、パラディ島に潜入して始祖の巨人を喰らえば、復権派が始祖の力を掌握できるのだ。

 

 

ジークに全ての期待を背負わせ、親としての愛情を忘れ、ジークがマーレを裏切るように反マーレ教育を叩き込むグリシャ。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人28巻

 

ジークは父の期待を胸に、戦士候補生の訓練に参加するが、評価は最下位。7つの巨人を継承できるマーレの戦士にはなれなかった。

 

親の期待に答えることができず、親から愛情を受けられない事を悩んでいたジークだが、ある情報筋でエルディア復権派の存在を既にマーレ政府嗅ぎつけている事を知る。

 

復権派のリーダーがグリシャとダイナだと判明すれば、スパイとして育てられている自分も、グリシャの親である祖父と祖母も「楽園送り」にされてしまう。

 

ジークが下した苦渋の決断は両親をマーレ政府に密告する事だった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人28巻

 

これにより、グリシャを始めとするエルディア復権派は全員「楽園送り」となり復権派は解体された。

パラディ島の壁外で次々と巨人化薬を投与され、無垢巨人となり自我を失っていく復権派の仲間たちを見て絶望するグリシャ。

 

そして、妻であり王家の血を引くダイナまでもその時を迎えてしまう。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人22巻

 

 

最後は自分の番だ。そう覚悟したグリシャであったがマーレ尋問官の一人が突如巨人化し、その場にいたマーレ人を皆殺しにした。

その尋問官の名はエレン・クルーガー。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人22巻

 

マーレが掌握していない2つの巨人の力のうちの1つ、進撃の巨人を継承する者だった。

 

 

エルディア復権派にマーレの情報を流していたフクロウはエレン・クルーガーだったのだ。

 

「壁内に潜入して始祖の巨人を掌握し、その力を使ってエルディア人を解放しろ。」

 

エレン・クルーガーはグリシャに使命を与え、進撃の巨人を彼に継承させた。

 

一方で、ジークは青年となった時に、自身の父代わりであり、マーレ屈指の巨人学の研究者であったトム・クサヴァーから獣の巨人を継承する。

そして、エルディア人の解放というグリシャの想いはジークに引き継がれており、イェレナと共に反マーレ派義勇兵を秘密裏に組織していた。

 

 

 

自由を求める反逆者エレン・イェーガーの誕生

進撃の巨人の力を使い、襲ってくる無垢巨人を倒しながらパラディ島の壁内を目指すグリシャであったが、運よく壁外調査に来ていた調査兵団員であるキース・シャーディスと遭遇する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人22巻

 

グリシャは自身の目的を悟られれないために記憶喪失を装って、パラディ島の壁内に潜入を成功させた。

 

壁内で町医者として、フリッツ王家に近づくグリシャであったが、ある事実に気付く。

フリッツ王として君臨している者は傀儡の王であり、カール・フリッツの血を引く始祖の巨人継承者はその用心深さ故に、レイスという名前に変えて身を隠していたのだ。

 

 

時を同じくして、グリシャは行きつけの酒場の女性、カルラと恋に落ちる。

2人は程なくし結婚し、一人の男の子を授かる。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人22巻

 

 

その子の名前はグリシャに進撃の巨人を継承したエレン・クルーガーから名を取ってエレン・イェーガーと名付けた。

 

今度は間違えない。ジークのように自分の期待は押し付けない。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人34巻

 

 

グリシャはいつの日からか、エルディア復権の使命を中断し、残り少ない家族との幸せを享受する人生を選ぶことにした。

一方でエレンは成長とともに、壁外への自由を求めるようになった。

 

オレは調査兵団になりたい

 

そんなエレンにグリシャはかつての自分の面影を重ねた。

グリシャは幼少期にマーレのレベリオ収容区から脱走して、妹のフェイと飛行船を見に行った。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人21巻

しかし、その代償にフェイはマーレ政府に殺されてしまった。

 

そして青年になってからは、エルディア復権派として自由を勝ち取るために進み続けたが、その代償に全ての仲間を失った。

グリシャは代償がある事を知っていても、そこに自由があるならば、手を伸ばさずにはいられなかったのだ。

 

エレンの調査兵団志望を大反対するカルラだったが、グリシャはこう告げる。

 

人間の探究心は誰かに言われて押さえられるものではないよ。

エレン…帰ったらずっと秘密にしていた地下室を見せてやろう。

 

 

パラディ島100年間の平和の終わり

時は845年、マーレは遂にパラディ島侵略作戦を決行する。

マーレの戦士に選ばれたのはライナー(鎧)、ベルトルト(超大型)、アニ(女型)、マルセル(顎)の4人であった。

 

いくら巨人の力を継承しているとはいえ、子供達4人だけで一国を堕とす作戦は無謀そのものであった。

道中はマルセルがリーダーとなり、パラディ島の壁内に向かっていたが、無垢巨人と遭遇し、マルセルはライナーを庇い捕食されてしまう。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人24巻

 

 

以降はライナーがリーダーとなり作戦を続行した。

ベルトルトが超大型巨人の力を使い、ウォール・マリアを破壊し、アニが女型の巨人の力を使って無垢巨人を引き入れたのだ。

 

 

ライナーもそれに続き、鎧の巨人の力でウォールマリアを別方向から破壊した。

カール・フリッツがもたらした107年間の鳥籠の中の平和がこの瞬間に終わりを告げた。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人1巻

 

 

ウォールマリア最南端のシガンシナ区で暮らしていたエレン、ミカサ、アルミンの3人は超大型巨人の襲撃を目の当たりにして逃げ惑う。

引用元:https://www.pinterest.jp

しかし、エレンの家は襲撃の爆風で崩れてしまい、中にいたエレンの母、カルラは瓦礫の下敷きになってしまった。

母を助けようと瓦礫をどかそうとするエレンとミカサだったが、子供の力ではどうにもならなかった。

 

そして、そこに導かれるようにある巨人が現れる。

 

グリシャの前妻であるダイナの成れの果ての無垢巨人である。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人1巻

 

同じタイミングでアルミンが呼んできた駐屯兵団のハンネスが3人を救出しにきたが、カルラは戦わずに自分を置いて逃げろという。

ハンネスは実戦経験のない自分が巨人と戦って勝てる可能性と、カルラを見殺しにしてエレンとミカサを抱えてその場から逃げられる可能性を考慮した結果、後者を選んだ。

 

エレンは母が巨人に捕食される光景を目に焼き付け、一匹残らず巨人を世界から駆逐することを誓う。

 

 

 

始祖の巨人と進撃の巨人の継承

巨人の襲撃から逃れ避難区域に集められたエレン達であったが、一方でグリシャは超大型巨人の来襲で、始祖の巨人奪還まで時間がないことを悟る。

襲撃があったその日に、突き止めていたレイス家の隠れ家を訪れたのだ。

 

 

真の王よ。お願いです。今こそ始祖の巨人の力で、エルディア人を守ってください。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

 

罪から逃れてはなりません。我々ユミルの民は裁かれる時が来たのです。

 

 

グリシャの嘆願も虚しく、当時始祖の巨人を継承していたフリーダ・レイスはその願いを跳ね除ける。

覚悟はしていた。

しかし、グリシャは医者として多くの命を救ってきたその手で、目の前の命を奪わなければならないことを躊躇する。

 

 

何をしている。立てよ。父さん

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

 

この呪いの言葉をかけたのは、これから進撃の巨人を継承する自身の息子、エレン・イエーガーだった。

 

そう、進撃の巨人の能力の本質は始祖の巨人の支配から抗えることではない。

過去の継承者だけでなく、未来の継承者の記憶すら覗き見れる「未来視」だったのだ。

 

全ては初めから決まっていることだった。

 

グリシャは未来のエレンの記憶に突き動かされ、レイス家を当主のロッド・レイス以外皆殺しにし、フリーダから始祖の巨人の奪還する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

 

本当にこれでエルディアは救われるんだな…エレン…

なぜ全ての記憶を見せてはくれないんだ…

カルラは無事なのか…?

 

 

全ての準備を整えたグリシャは避難区域にいた現在のエレンからカルラが巨人に殺されたことを告げられる。

 

始祖の巨人を奪還する前にカルラが死ぬことを伝えていたら、グリシャは戦えなかった。

未来のエレンはあえて、その記憶を見せないことでグリシャの背中を押したのだ。

 

 

しかし、グリシャには絶望する暇はなかった。

最後の使命としてエレンに巨人化薬を投与し、自身が持つ進撃の巨人と始祖の巨人を継承させた。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人15巻

 

こうして、グリシャの物語は息子エレンに引き継がれた。

 

 

 

エレンの訓練兵団卒業と初陣

超大型巨人の襲来から5年後の850年、壁内の人類はウォール・マリアを放棄し、ウォール・ローゼまで後退した。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人1巻

当然ながら、ウォール・ローゼにウォール・マリアの人民分の蓄えはなく、ウォール・マリアの人々は「ウォール・マリア奪還作戦」と称した、口減らしのための特攻作戦で命を落とした。

 

これにより、エルディア島の人類は1/3の領土と2割の人口を失った。

 

一方、エレンは父親から進撃の巨人と始祖の巨人を継承した記憶をなくしており、兵士として訓練兵団で力を蓄え、104期の訓練兵として、仲間とともに5番目の成績で卒業する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人1巻

 

そして初陣を迎える。

超大型巨人が再び出現し、ウォール・ローゼの扉を破壊したのだ。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人1巻

 

5年ぶりに現れた超大型巨人(ベルトルト)と対峙するエレンだったが、その刃が届くことはなく、またしても逃すことになる。

壁内の無垢巨人掃討に切り替えて、仲間とともに巨人に立ち向かうエレン達104期の訓練兵であったが、なす術なく巨人に捕食されてしまう。

 

エレンもその例外ではなく、恐怖で動けなくなったアルミンを助けるために、自らを犠牲にして巨人に捕食されてしまう。

巨人の腹の中で仲間の遺体を見ながらエレンは思った。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人3巻

 

 

巨人化のトリーガーは身体の損傷強い目的意識である。

エレンは図らずもこの条件を巨人の腹の中で満たし、初めて巨人化をする。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人3巻

 

進撃の巨人となったエレンは群がる無垢巨人を掃討し、他の兵士とともにウォール・ローゼを防衛に成功。

その後、巨人の力を使い、超大型巨人に開けられた穴をを塞ぎ、壁内人類に勝利をもたらした。

 

 

 

 

エレン(進撃・始祖の巨人)争奪線

フリッツ王に記憶を改竄され、自分達が巨人である事を忘却した壁内の人類は、エレンの力に戸惑い、彼を軍法会議にかける事となった。

 

そんなエレンに人類の希望を見出した調査兵団団長エルヴィン・スミスと調査兵団兵士長のリヴァイ・アッカーマンの計らいで、その身柄は調査兵団が引き受けることとなった。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人5巻

 

 

エレンが巨人になれるという事は、壁を破壊した超大型巨人と鎧の巨人の正体も人であるという仮説に基づき、エルヴィンは第57回壁外調査と称して、エレンを餌に壁内に潜む裏切り者を炙り出す作成を実行する。

 

調査兵団は目論見通り、壁外調査中に襲ってきた女型の巨人(アニ)を一度は捕縛するが、「叫び」で無垢巨人に自身を食わせるという捨身の策を使われ、取り逃してしまう。

 

再び奇襲してきた女型の巨人にエレンを奪われてしまったが、リヴァイとミカサの連携で女型の巨人を戦闘不能にし、エレンを取り戻し帰還する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人7巻

 

その後、アルミンの策案でアニを罠にはめ、巨人化したエレンとミカサの連携で女型の巨人を捕縛し、人類を脅かす巨人の正体が人間であることが確信に変わった。

 

しかし、アニは引き剥がされる直前に戦鎚の巨人の力を使い、自身を硬質化した結晶の中に閉じ込めたため、それ以上の情報を得ることはできなかった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人8巻

 

 

アルミンの分析から、104期の訓練兵の中にアニの協力者がいると踏んだエルヴィンはジャン、コニー、サシャ、クリスタ、ユミル、ライナー、ベルトルトをウォール・ローゼの南区に隔離する。

 

時を同じくして、パラディ島に潜入していたジークの策略でラガコ村の住民が全員無垢巨人に変身させられ、隔離されていた104期の仲間たちを襲う。

 

ウドガルド城で籠城戦を強いられ、巨人になす術なく、殺されてしまう調査兵団だったが、ユミルが顎の巨人の力を使うことで無垢巨人を退ける。

また、程なくしてエレン、ミカサを始めとする応援部隊が到着し、104期生は無事にウォール・ローゼに帰還する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人10巻

 

しかし、一息付く間もなく、ライナーとベルトルトがエレン (進撃の巨人)とユミル(顎の巨人)を手土産にマーレに帰還するために奇襲をかける。

 

この裏切りもんがぁああああ!!

 

巨人化し、怒りのままライナーに襲いかかるエレン。

しかし、ライナーとベルトルトのコンビネーションに敗北し、満身創痍の調査兵団にも、エレンを守る力は残っておらず、ユミルと共に連れ去られてしまう。

 

エレンとユミルを取り戻すため、体制を整えた調査兵団は2人に追いつき、エルヴィンが自らを餌に引きつけた無垢巨人をぶつけるという奇策でエレンを取り戻すことに成功する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人12巻

 

 

そして、巨人が入り乱れ混戦する戦場で、エレンは母を捕食した無垢巨人と再会する。

巨人化で力を使い切ったエレンを守るために立ちはだかったハンネスとミカサだったが、ハンネスは捕食されてしまい、ダイナ巨人はエレンとミカサを捉えようとする。

 

死を覚悟したミカサは最後の言葉を口にする。

 

今まで一緒にいてくれてありがとう

私に生き方を教えてくれてありがとう

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人12巻

 

 

そんなもん。何度でも巻いてやる。これからずっと俺が何度でも。

 

 

エレンはダイナ巨人の手のひらを拳で殴った。

この瞬間、図らずもエレンは始祖の巨人の力を宿しながら、王家の血を引くダイナに触れたことで、自身をトリガーとして始祖の巨人の力が発動した。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人12巻

 

エレンは無垢巨人を支配してダイナ巨人を食い殺し、追ってくるライナーとベルトルトにも無垢巨人を向かわせる。

 

 

ライナーとベルトルトは始祖の巨人をエレンが持っていることを確信し、エレンを他の巨人に食わせてでも、始祖の巨人を奪おうとするが、満身創痍で力が尽き、撤退を余儀なくされる。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人12巻

 

ユミルは調査兵団の元には戻らず、自分の身に宿る顎の巨人をマーレに返すことで、ライナーとベルトルトの命を救うのだった、

 

 

 

 

王政の転覆と新たな女王の即位

始祖の巨人の力をエレンが宿していることを知った、レイス家当主のロッド・レイスはエレンを捕まえ、自身の隠し子であるクリスタ(ヒストリア)に食わせ、再び始祖の巨人を掌握しようとする。

 

その手段として、エレンが所属する調査兵団に民間人殺害の罪をなすり付け、団長のエルヴィンを拘束し調査兵団の解体を試みる。

 

しかし、独自に動いたリヴァイとハンジの働きもあり、調査兵団は中央憲兵の悪事を暴き、本当の王がレイス家である正体を掴み、真実を民衆に広めることに成功する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人14巻

 

 

時期を同じくして、ロッド・レイスは中央第一憲兵のケニーアッカーマンを使って、エレンとヒストリアを誘拐し礼拝堂に軟禁する。

 

そして、ヒストリアに巨人化薬を投与しエレンを食わせようとするが、ヒストリアはこれを拒絶し、エレンと一緒に逃亡する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人15巻

 

最後の手段でロッド・レイスは自ら巨人化薬を摂取し、超大型巨人の倍の体躯を誇る巨人へと変身し、ウォール・シーナ北部のオルブド区に侵攻する。

 

 

ロッド・レイスの巨人化の衝撃でケニーは致命傷を負い、甥であるリヴァイに巨人化薬を託して息耐えるが、この巨人化薬が後に重大な選択の鍵となる。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人17巻

 

兵団は体制を立て直し、ウォール・シーナ壁上で奇行種となったロッドを迎え討つ。

そして、ヒストリアは自身が前線に立ち、ロッド・レイスのうなじを切り落とし、真の女王として民衆の信頼を勝ち取った。

 

 

これにより調査兵団を基軸とするクーデターが成功し、フリッツ王の息がかかった貴族を没落させ、ヒストリアを新たな女王として即位させた。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人17巻

 

これにより、カール・フリッツが願った、無抵抗で他国の報復を受けて、滅ぶという道をエルディア人が選ぶことは無くなった。

ヒストリア・レイスの女王即位の式典の際に、エレンはヒストリア(王家の血)と接触し、進撃の巨人の力で全ての継承者の過去の記憶と、未来の自分の記憶を知ってしまう。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人22巻

 

この時からエレンは自身の使命に沿って生きるようになる。

 

 

 

ウォール・マリアの最終奪還作成

エレンはロッド・レイスの鞄に入っていたヨロイ・ブラウン(鎧の巨人の脊髄液)を摂取してから、硬質化の能力をコントロールする事に成功する。

そして硬質化の力を使い、ウォール・マリアの壁を塞ぐ作成を実行する。

 

そして、この作戦は調査兵団とウォール・マリアに潜伏するライナー、ベルトルト、ジークらマーレ戦士達との最終決戦でもあった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人18巻

 

獣の巨人の長い手足を使った砲弾のような投石で、エルヴィンを先頭に特攻してくる新兵を皆殺しにしたジークだったが、周辺の巨人をつたって移動するという虚を付いたリヴァイの奇襲で戦闘不能になる。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人20巻

しかし、リヴァイがジークを獣の巨人から引き剥がした矢先、隠れていた車力の巨人によって、ジークは連れ去られてしまう。

 

 

一方でライナー(鎧の巨人)も対鎧の巨人用に開発された新兵器、雷槍の餌食になり戦闘不能になるまで追い込まれる。

ライナーの四肢を切断し、鎧の巨人の継承で重傷者を治療するために持ち帰ろうとした調査兵団だったが、ジーク同様に車力の巨人に奪われてしまう。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人19巻

 

 

ベルトルト(超大型巨人)はアルミンの命をかけた囮作戦にはまり、後ろから迫っていたエレンにうなじを刈り取られ敗北した。

ベルトルトもライナー同様に四肢を切断し、超大型巨人はパラディ島戦力が奪取することとなった。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人20巻

 

総勢200名いた調査兵団はたったの9名となり、その勝利に大きな代償を支払う事となった。

その後、巨人化薬の使用権を一任された、リヴァイは瀕死の重傷を負ったエルヴィンとアルミンのどちらを治療するか、苦渋の選択を迫られる事になる。

 

 

リヴァイは悩んだ末、目的達成ために多くの団員の命を奪い続ける地獄を、これ以上エルヴィンに課すことは出来ないという考えに至り、アルミンを選択する

 

巨人化薬を投与されたアルミンはベルトルトを捕食し、超大型巨人の力を継承した。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人21巻

 

ウォール・マリア最終奪還作成の成功により、超大型巨人に開けられた穴は全て塞がり、パラディ島内の巨人の掃討が完了したため、壁内人類は巨人に脅かされる日々から解放されることとなった。

 

 

 

パラディ島の発展

マーレの戦士による侵略を退け、パラディ島内の全ての巨人を駆逐した後、エレン達調査兵団は6年ぶりにウォール・マリア外の壁外調査を行い、海に到達する。

初めて目にする海にはしゃぐ調査兵団を尻目に、エレンは一人悲しい顔で海の向こう側を見つめる。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人22巻

 

彼は進撃の巨人の未来視でこの先の未来を知っていた。

 

パラディ島の自由を勝ち取る代償に、エレンはこの広大な海を超えて世界を滅ぼすのだ。

記憶で見た景色と違っていて欲しかった。海の向こうには人がいない自由な世界が広がっていて欲しかったのだ。

 

 

巨人の脅威が脅威が去った今、パラディ島は世界との戦いに向けて軍事力を強化する必要性があった。

パラディ島の壁外を彷徨っていた無垢巨人は壁内の人類にとっては脅威の存在であったが、他国からするとパラディ島を侵略から守る防人だったのだ。

 

 

その巨人を駆逐してしまった今、パラディ島は他国からの技術提供を受ける以外に国力を上げる方法がなかった。

皮肉にも、このパラディ島の危機を救ったのは、獣の巨人の力で調査兵団を壊滅させたジークであった。

 

エレンが始祖の巨人を持っている事を知ったジークは、エレンを自身のパートナーとするために、反マーレ派義勇兵イェレナを通じて、パラディ島にマーレの軍事技術を漏洩させた。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人26巻

 

 

その結果、パラディ島に軍港が整備された。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人27巻

その他にも、マーレからパラディ島へ向かってくる調査艦の情報を漏らし、調査兵団と反マーレ派義勇兵でこれを掃討した。

 

 

 

また、エルディア帝国時代の同盟国であった、ヒィズル国との国交を取り持ち、パラディ島にヒイズル国の資源や資材が提供されるようになり、鉄道が整備された。

ジークの働きによって、パラディ島の近代化が進んだのである。

 

 

 

 

マーレへの宣戦布告

自分とエルディア人の未来を知ったエレンは目的を遂行するため、独断でマーレへ向かう。

身分と名前を偽り負傷兵として潜入したエレンは、マーレ戦士候補生のファルコと親密になる。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人23巻

 

 

 

エレンは彼を伝書鳩代わりに利用し、パラディ島の仲間と連絡を取っていた。

そして、マーレのレベリオ収容区で、タイバー家当主、ヴィリータイバーが世界各国の要人を招き、パラディ島撲滅宣言の式典を開催する情報を得る。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人25巻

 

 

エレンは式典当日、ファルコを利用してライナーと再会し、言葉を交わす。

英雄になるためにパラディ島の人々を殺戮したライナーも、自由のためにこれから大勢の人を虐殺するエレンも何ら変わりない。

 

ライナーもエレンも何かを得るために、他人に代償を払わせた者同士なのだ。

 

ライナー、俺もお前と同じだよ。

 

エレンは全てを悟った上でライナーに承認の言葉を送り、演説中のヴィリー・タイバーを巨人の力で引き裂き捕食した。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人25巻

 

 

 

ヴィリーを殺害したエレンは、そのまま式典に参加していた民間人とマーレ軍幹部を惨殺し、マーレに壊滅的な被害を与えた。

その後、マーレ戦力の戦鎚の巨人、顎の巨人、車力の巨人、獣の巨人と、飛行艇で駆けつけたパラディ島勢力が全面戦争に突入する。

 

圧倒的にパラディ島勢力が不利に思える戦いだが、この襲撃はジークが一枚噛んでいたため、ジークはリヴァイにわざと斬られ戦死を装う。

主軸となっていたジークを失ったマーレの戦士は車力、顎の順に各個撃破され、戦鎚の巨人は、顎の巨人の顎を利用したエレンの奇策に敗れ、捕食された。

 

 

アルミンが超大型巨人の力でマーレの軍港を潰していたこともあり、間一髪で飛行艇に救出されるエレン。

自分の立場を知っていながら、勝手な判断で仲間を巻き込んだエレンに憤りを感じるアルミン。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人26巻

 

 

圧倒的な戦力差にも関わらず、襲撃を成功させたパラディ島勢力だが、道中で飛行艇に乗り込んできた、マーレ戦士候補生のガビが104期生のサシャを射殺してしまう。

大きな犠牲を払ったこの襲撃の目的は、マーレに対する宣戦布告とジークの回収だった。

 

ジークはイェレナを通じて、エレンと接触し始祖の力で地鳴らしを行い、50年かけてパラディ島の軍事力を他国と同じ水準まで引き上げることを提案したのだ。

 

つまり巨人の力を抑止力として行使している間に、軍備増強を推進すれば、巨人の力に頼らずに、パラディ島の平和を守ることが出来るという考えである。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人25巻

 

しかし、これを実行するには始祖の巨人の継承者と、王家の血を引く者が50年もの間、人柱となって地鳴らしを行使し続けなければならない。

 

壁内の人類を大量虐殺した得体の知れないジークという男の馬鹿げた提案に乗るだけでなく、独断で敵国に潜入し、仲間を巻き込み、罪のない民間人を虐殺したその姿は、かつてのエレンとは全く異なっていた。

 

この襲撃を機に調査兵団の仲間とエレンには大きな亀裂が入った。

 

 

 

パラディ島の決戦

レベリオで回収したジークの提案には乗らず、エレンと隔離して管理する兵団であったが、ジークはイェレナを使い、自身の脊髄液入りのワインを兵団の幹部に振る舞って飲ませていた。

 

ジークは叫びの力でワインを摂取した団員を巨人化し、自身の監視役となっていたリヴァイを強襲するも、返り討ちにあう。

 

動いたら雷槍が起動し、体が吹き飛ぶ状態でジークの自由を奪うリヴァイであったが、ジークは雷槍を起動させ、自爆する。

 

 

見ててくれよ…クサヴァーさん!!

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人28巻

 

 

リヴァイは全身に裂傷と片目失明の重傷を追うが、ジークは始祖ユミルの力で肉体を再生し蘇り、エレンとの約束の場所へ向かう。

エレンもジークと接触するために、ミカサとアルミンに決別を言い渡し、兵団の監視を強行突破する。

 

そして約束の場所として指定した、シガンシナ区に向かうが、マーレ軍の奇襲を受ける。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人29巻

 

 

 

車力、顎、鎧の巨人を相手に応戦するエレンであったが、次第に追い込まれていく。

しかし、ジークがシガンシナ区に到着し、形勢が逆転する。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人29巻

 

 

ジークは叫びの力を使い、ワインを摂取したエルディア人を全員巨人化し、戦場は混沌と化す。

不可抗力でワインを摂取してしまったファルコも巨人化してしまい、ライナーを捕食しそうになるが、顎の巨人体を維持できなったポルコがライナーを庇い代わりに捕食される。

 

ジークとエレンはこの混戦を利用して接触しようとするが、ガビがすんでのところでエレンの首を撃ち抜く。

しかし、ジークは執念でエレンの首をキャッチし、始祖の力が発動した。

 

始祖の力の発動により、道に辿り着いたエレンとジークだったが、エレンはジークに話を合わせていただけで、※安楽死計画など実行する気がない事を話す。

※安楽死計画=始祖の力を使ってエルディア人から生殖機能を奪い、緩やかに種の根絶を図る計画で、エレンとイェレナだけが知っていた、ジークの本当の目的

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

 

 

エレンに失望し、不戦の契りを無力化したジークは始祖の主導権を握り、安楽死計画の実行をユミルに命令する。

計画の実行のため、座標に向かうユミルだが、エレンはユミルを抱擁し語りかける。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人30巻

 

 

 

お前は奴隷じゃない。神でもない。ただの人だ。

誰にも従わなくていい。お前が決めていい。

永久にここにいるのか。終わらせるのか。

待っていたんだろう。ずっと。

二千年前から誰かを。

 

 

ユミルは始祖の主導権をエレンに渡し、エレンは始祖の巨人となった。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人33巻

 

 

 

 

 

天と地の戦い

始祖の巨人の力を掌握したエレンはムカデのような異形の巨人に姿を変え、パラディ島の3重壁に眠る超大型巨人を目覚めせ、世界へと侵攻した。

そして、世界でも有数の軍事研究施設であるスラトア要塞へ向かう。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人33巻

 

そこで待ち構えていたマーレ軍の飛行船による爆撃を受けるが、始祖の巨人には届かず、逆に始祖の力で作り出した獣の巨人の投石でマーレ軍は全滅してしまう。

 

 

世界が敗れてもなお、飛行艇を使い、始祖の巨人に戦いを挑む調査兵団とマーレの戦士たちだったが、歴代の9つの巨人を無尽蔵に生み出す始祖の力に翻弄される。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人34巻

 

あまりの戦力差に全滅しそうになるが、すんでの所で顎の巨人を継承したファルコの飛行能力で救われる。

 

勝ち目のない戦いに絶望するミカサ達だったが、始祖の巨人の中の生も死もない世界に取り込まれたジークとアルミンが歴代の知性巨人の継承者を目覚めさせ、反撃の狼煙を上げる。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人34巻

 

自身の役目を終えたジークは生も死もない世界から自力で脱出し、リヴァイに首落とされて絶命する。

これにより始祖の力の条件が崩れ、超大型巨人の地ならしが止まった。

 

 

その後、歴代継承者たちの協力で隙をつくり、ジャンが始祖の巨人の頸部を爆破して首を落とし、さらにアルミンの超大型巨人変身で起きる爆発を利用して吹き飛ばした。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人34巻

 

しかし、始祖の巨人の本体と分離したエレンは超大型巨人に変身し、なおも立ちはだかる。

一方で始祖の巨人の本体からは有機生物の起源が分離し、ミカサとリヴァイを除くエルディア人を全員巨人に変えてしまう。

 

ライナー、アニ、ピークはアルミンたちとエレンの戦いの邪魔させたないために、これを迎えうつ。

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人34巻

 

 

アルミンがエレンの動きを抑え、リヴァイが雷槍でエレンの歯を砕き、ミカサがエレンの口内に進攻し、そこにいた人間体エレンの首を刎ねるのだった。

 

行ってらっしゃい。エレン。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人34巻

 

宿主であるエレンが死んだことにより、有機生物の起源も消滅し、巨人の力もこの世から消え去った。

愛の執着を断ち切ったミカサの選択によって、ユミルを縛っていた2000年の呪いが解けたのである。

 

 

 

世界の再興

エレンの行った地鳴らしにより、世界人口の8割の人間が虐殺されることとなった。

世界はあまりもに大きな傷を負ってしまったが、それでも復興に向けて少しずつ前に進んでいる。

 

その第一歩として、エレンを討伐したアルミンを始めとするパラディ島の兵士と、ライナーを始めとするマーレの戦士たちが、互いの国の和平のために親善大使を務めることになった。

 

憎しみの連鎖から抜けられなかった世界が新しい一歩を踏み出したのである。

 

一方で、パラディ島に残ったミカサはエレンがいつも居眠りをしていた木の根元に彼の墓をつくった。

最愛のあなた ここで永遠に 居眠りにつく

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人34巻

 

 

エレン。あなたに会いたい…

 

ミカサがそう漏らすと、近寄ってきたカモメが彼女の解けたマフラーを巻き直して、広大な空へ羽ばたいて行った。

 

(C)諫山創・講談社/進撃の巨人34巻

 

 

ーマフラーぐらい何度でも巻いてやる。これからずっとオレが何度でも。ー

 

ここで描かれているカモメはトウゾクカモメであり、英名でポマリンイェーガーと呼ばれる。

ミカサは生まれ変わって自由を手に入れたエレンにお礼を言い、物語は幕を閉じる。

 

 

 

 

個性豊かな主要登場人物

Midori
このトピックでは進撃の巨人を彩る主要キャラについて、掘り下げて解説していきます♪

 

 

エレン・イェーガー

プロフィール 調査兵団入隊~ウォール・マリア奪還編 レベリオ襲撃~天と地の戦い編
年齢 15歳 19歳
身長 170cm 183cm
誕生日 3/30

 

本作の主人公であり、パラディ島ウォール・マリア南端のシガンシナ区出身の少年。

生まれながらにして、自由に対する強い渇望があり、自分の自由を奪われるぐらいなら、他人の自由を奪う決断をためらわず出来る、強い意志を持っている。

 

その性格からあまり友達がおらず、いつもアルミン、ミカサと一緒に行動していた。

エレンが10歳を迎えた頃、超大型巨人の侵攻によって、母を目の前で巨人に食い殺され、巨人に対して強い憎しみと「一匹残らず駆逐する」という目的を持つようになる。

 

母の愛とキース・シャーディス教官の優しさ

エレンは巨人への憎しみを糧に訓練兵団に入団するが、立体機動装置を全く使いこなす事ができず、退役を余儀なくされる所まで追い詰められる。

実はエレンの母カルラの「特別な子でなくて良いから、長く生きて欲しい」という思いを汲んだキースが、エレンの立体機動装置に細工をしていたのだ。

しかし、エレンはその思いを跳ね除けて、壊れた立体機動装置で体制を立て直し、キースを認めさせ訓練を突破した。

 

エレンは徒手格闘術に優れ、強靭な勇気と行動力で仲間にも影響を与えるが、仲間を思うが故に猪突猛進な危うさがあり、同期のジャン・キルシュタインからは「死に急ぎ野郎」と称されており、馬が合わない。

 

自身の父であるグリシャ・イェーガーから進撃の巨人と始祖の巨人を継承していたが、その記憶を失っており、850年のウォール・ローゼへの巨人侵攻の初陣で死にかけるまで、巨人化を発動することはなかった。

 

図らずも巨人の力が発動し、窮地を脱したことで壁内人類の希望の光となり、結果的に希望していた調査兵団に入団することになる。

しかし、巨人の力を持つが故に何度も敵に誘拐され、その度に多くの調査兵団の仲間が命を落としていった。

 

「自由を手にするためには代償が必要である」

エレンは本作におけるこの絶対の理を最も体現している人物である。

 

物語の中盤以降は進撃の巨人の真の力である未来視を発現し、その未来に沿って単独行動を行うようになり、調査兵団の仲間と袂を分かつことになる。

 

敵国マーレに独断で潜入し、多くの民間人を殺害したり、危険な戦いに自分から仲間を巻き込むなど、未来を見た後のエレンは別人のように人格が変わっている。

これは進撃の巨人の過去の継承者の記憶を引き継いだことが、彼の人格に影響を与えたものと推察される。

 

しかし、根本の部分である、「104期の仲間を守りたい。幸せになってほしい。」という意思は消えておらず、結果として始祖の巨人の力で世界を滅ぼし、殺戮者となった自分が仲間に討ち取られることで、彼らを英雄に仕立てあげる道を選んだ。

 

その選択は世界からパラディ島を守ると同時に、2000年に及ぶ巨人の歴史を終わらせる事となった。

作中ではミカサに直接好意を伝えることはなかったが、”道”でアルミンにミカサに対する好意を吐露している。

 

 

 

 

ミカサ・アッカーマン

プロフィール 調査兵団入隊~ウォール・マリア奪還編 レベリオ襲撃~天と地の戦い編
年齢 15歳 19歳
身長 170cm
誕生日 2/10

 

本作のヒロインであり、エレン、アルミンの幼馴染である。

エルディア帝国の元同盟国であるヒィズル国将軍家の末裔である母と、アッカーマン家の父を持つハーフである。

 

 

エレンとの出会い

超大型巨人がウォール・マリアに侵攻してくる1年前(844年)、希少な血筋であることに目をつけた強盗に両親を殺されてしまい、連れ去られた所をエレンが駆けつける。

エレンは強盗を騙し討ちで刺し殺し、ミカサを助けるが、背後の強盗に気付かず逆に殺されそうになる。

「戦え!!戦わなければ勝てない!!」

エレンの言葉に呼応するように、ミカサの中のアッカーマンの血が目覚め、強盗を背後から刺殺した。

以後、ミカサはエレンの家で一緒に暮らすようになるが、この事件を機にエレンを守るべき宿主と認識し、彼を守ることを自身の使命とした。

 

 

845年の巨人侵攻後はエレンを追って訓練兵団に入団し首席で卒業するなど、アッカーマンの血を引いているだけあって、規格外の戦闘力を誇る。

その後も、エレンを守るために調査兵団に入団し、多くの巨人を討伐した。

 

ミカサは幼少期から断続的な頭痛に悩まされているが、この頭痛は始祖ユミルが関係していた。

 

初代フリッツ王に愛されたいが故に、彼の暴挙を止められなかったユミルは、ミカサに自分の影を重ねており、ミカサの頭を覗き、彼女が取る選択を見守り続けていたのだ。

これが頭痛を引き起こしていた。

 

ユミルの望み通り、ミカサは愛の執着を断ち切り、人類を守るために始祖の巨人となったエレンを討伐した。

 

その際ユミルの計らいで、”道”を通して、エレンと一緒に戦いから逃げて、余生を過ごした別の世界線の人生をミカサに見せている。

ミカサの選択で、ユミルは自分を縛っていたフリッツ王への愛の呪縛から解き放たれ、全ての巨人の力は消滅した。

 

全ての戦いが終わった後に、ミカサは思い出の木の下にエレンの亡骸を埋葬し、空を見上げてエレンを想う。

その後のミカサの半生が最終巻の特装版に描かれているが、ジャンと思しき男性と結婚し、子供をもうけており、エレンの墓参りに家族皆で来ていた。

 

本編では描かれていないが、最終決戦前の”道”でエレンがジャンにミカサの事を託したのではないだろうか。

ミカサはその命が老衰で尽きるまで、平穏で幸せな人生を歩んだ。

 

 

 

アルミン・アルレルト

プロフィール 調査兵団入隊~ウォール・マリア奪還編 レベリオ襲撃~天と地の戦い編
年齢 15歳 19歳
身長 163cm 169cm
誕生日 11/3

 

エレンとミカサの幼馴染で幼少期からシガンシナ区で育つ。

845年の巨人のウォール・マリア侵攻を生き延びるが、翌年のウォール・マリア奪還作戦で両親を失ってしまう。

 

内向的な性格だが知能が高く、強靭な勇気と強い探究心を持っており、幾度もエレンたちを救ってきた。

祖父の書籍から壁の外の世界を旅する事を夢見ており、その夢がエレンにも大きな影響を与えた。

 

調査兵団入団後も優れた知能を生かし、常人では思いつかない策を講じて、人類の危機を救い、13代目団長のエルヴィンにも一目置かれる存在となった。

エルヴィンの戦い方に大きく影響を受けており、「何かを変えることが出来るのは、大事なものを捨てることが出来る人である」という信念を持つようになる。

 

エルヴィンの最後の戦陣となったウォール・マリア最終奪還作戦では、自分の身を犠牲にした囮作戦でエレンと共にベルトルトを討ち取り、超大型巨人を継承した。

 

最終決戦の天と地の戦いでは14代目団長のハンジの意思を継ぎ、15代目調査兵団団長として、エレンを止めるために奔走する。

 

世界を救った英雄アルミン・アルレルト

巨人化能力を失ったエルディア人に、なおも銃口を向けるマーレ人に対して、自分がエレン・イェーガーを討伐した者であると宣言し、両者のいさかいを収めた。

この時の説法は「我々が巨人であれば、銃口を向けられた時に巨人になり抵抗する。それをしないのは巨人の能力を失ったからである。」というものであった。

ウォール・マリア最終奪還作戦でエレンが瀕死のアルミンに、巨人化薬を打たせるために「世界を救うのはオレでも団長でもない。アルミンだ!そうだろミカサ!」と訴えていたが、この伏線は最終話で回収された。

エレンは進撃の巨人の能力でこの未来を知っていたのである。

 

天と地の戦い後はジャン、コニー、ライナー、アニ、ピークと共にマーレに残り、マーレとパラディ島との和平実現を目指す。

憎み合い、殺し合ってきた者たちが、なぜ共に平和を訴えるのか。その物語を世界に伝えるために…

 

 

 

 

リヴァイ・アッカーマン

プロフィール 調査兵団入隊~ウォール・マリア奪還編 レベリオ襲撃~天と地の戦い編
年齢 30代前半 30代後半
身長 160cm
誕生日 12/25

 

本作で主人公のエレンを超えて屈指の人気を誇るキャラクターである。

調査兵団の兵士長であり、アッカーマンの血を引いている。

 

小柄な体格ながら、たった1人で一個旅団(4000人)分の戦闘力を誇ると言われており、マーレの戦士からも9つの巨人の力に匹敵するとして警戒されていた。

 

性格は冷静かつ無愛想で粗暴であるが、実はおしゃべり付きで、仲間と認めたい相手に対しては思慮深い一面を持っている。

 

 

リヴァイの過去

リヴァイは娼婦であったクシェル・アッカーマンが身籠った客の子供であり、幼少期に流行り病でクシェルが死に、叔父であるケニー・アッカーマンと出会う。

 

ケニーに名前を聞かれた時に「リヴァイ。ただのリヴァイ」と答えている所から、クシェルは自分達が迫害を受けていたアッカーマン一族であることを、リヴァイのために隠していたことが分かる。

 

ケニー引き取られてからは、自分の身を守るためのナイフ捌きや戦闘術を学び、王都の地下で暴れるゴロツキとなる。

進撃の巨人外伝「悔いなき選択」で語られているが、青年期は窃盗団の首領を務めており、盗んだ立体機動装置を悪用していた。

 

後に兵団に捕縛されてしまうが、その戦闘力を評価したエルヴィンの持ちかけで、罪を帳消しにすることを条件に仲間と共に調査兵団に入団した。

 

初陣でも圧倒的な戦闘力で巨人を薙ぎ倒すリヴァイだったが、自身の判断ミスで大切な仲間を死なせてしまう。

 

後にエレンにも引き継がれる、「結果なんて誰にも分からない。だからその瞬間に正しいと思った事をしろ」という言葉は、後悔に打ちひしがれるリヴァイにエルヴィンが送った言葉であった。

 

当初は隙あらばエルヴィンを殺害しよう企んでいたリヴァイだったが、これを機にエルヴィンに忠誠を誓うようになった。

 

作中では何度も、人類の希望であるエレンを守るために戦ってきたが、その代償に多くの仲間の命を失ってきた。

そして、ウォール・マリア最終奪還作戦においては、自身の宿主であるエルヴィンの命も獣の巨人(ジーク)に奪われてしまう。

 

エルヴィンの特攻作戦の際に、獣の巨人を必ず殺す事を約束していたが、すんでの所で逃げられてしまい、それ以降ジークに執着する。

レベリオ襲撃の際にジークを捕縛し、監視役を請け負う事になったが、ジークの決死の自爆に巻き込まれ重傷を負う。

 

その後満身創痍ながらも天と地の戦いに参戦し、地鳴らしを止めるために、実体化したジークの首を落とし、エルヴィンとの約束を果たした。

ミカサがエレンを討伐し、エルディア人から巨人の力が失われた際には、散っていった調査兵団の仲間たちの幻影と一緒に戦いの結末を見届け、初めて涙した。

 

全ての戦いが終わった後は車椅子での生活となったが、ガビ、ファルコ達と一緒にパラディ島とマーレの和平のために奔走している様子。

 

 

 

 

ライナー・ブラウン

プロフィール 調査兵団入隊~ウォール・マリア奪還編 レベリオ襲撃~天と地の戦い編
年齢 17歳 21歳
身長 185cm 188cm
誕生日 8/1

 

エレンがパラディ島側の主人公とするならば、ライナーはマーレ側の主人公である。

物語開始当初は104期生のリーダー的な存在であり、模範となるような人物であったが、その正体はパラディ島の始祖の巨人の力を奪還するために潜入したマーレの戦士であった。

 

 

ライナーの過去

ライナーはマーレ人の父とエルディア人の母の間で生まれたハーフだったが、エルディア人の血を引く者はレベリオ収容区から出る事ができないため、父と離れて暮らしていた。

 

「私達がマーレ人であれば一緒に暮らせたのに…」悲しみに暮れる母の望みを叶えるために、ライナーは名誉マーレ人を目指し、戦士候補生に志願することになる。

 

努力の甲斐もあり、戦士候補生となったライナーであったが、その体力、頭脳、射撃、格闘など、戦士として必要な能力値は候補生の中で最も低く、落ちこぼれであった。

 

それでもライナーは母の望みを叶え、自慢の息子になるために、必死で食らいつき、ついに鎧の巨人の継承権を獲得し、母と共に名誉マーレ人となる。

 

父にそれを伝えるため、母が勤めていた工場で情報取集をし、父に辿り着いたライナーだったが、その反応は求めていたものではなかった。

 

「政府に密告して、俺を晒し首にする気だろう。俺はお前達親子から逃げ切ってみせる。」そう告げてライナーから逃げたのだ。

 

父は母とライナーを愛してはいなかった。

ライナーはその事実を母には言えず、マルセル、ベルトルト、アニと共にパラディ島潜入の日を迎える。

 

 

 

ライナー視点でのウォール・マリア侵攻

パラディ島に潜入した最初の夜、マルセルは自分の罪をライナーに懺悔する。

ライナーは本来戦士になれる実力があったわけではなく、順当に行けばマルセルの弟であるポルコが戦士に選ばれるはずだった。

 

マルセルは自分の弟を守るため、軍に印象操作を行い、ライナーを戦士に仕立て上げたのだ。

ライナーは選ばれしマーレの戦士ではなかった…

 

マルセルは懺悔した後に、背後から襲ってきた無垢巨人(調査兵団ユミル)からライナーを庇い、捕食されてしまう。

 

ライナーの心はもう限界だった。

 

マルセル(顎の巨人)を奪われて、それを取り返すどころか、仲間を置いて一人で逃げてしまったのだ。

 

逃げたライナーに追いついたアニとベルトルトはライナーを非難し、徹底を提案するが、ライナーはもう後には引けなかった。

 

ここで引き返したら、母の自慢の息子になるどころか、せっかく手に入れた名誉マーレ人の称号も失い、鎧の巨人を奪われるのだ。

母もただでは済まないだろう。

 

ライナーは詭弁で二人丸め込み、ウォール・マリアを破壊し、始祖奪還計画を断行する。

 

 

ライナーは英雄になり、母にとっての自慢の息子になりかった。

そのために自分の背中を押し、パラディ島のエルディア人を虐殺したのだ。

 

ウォール・マリア破壊後は、混乱に乗じてアニ、ベルトルト共に訓練兵団に入団し、104期生として始祖の巨人の情報を集めることとなった。

 

しかし、104期生との交流は更なる地獄の入り口であった。

 

自分の行動で罪のない人々を大勢殺し、時には自分を信頼していた仲間を裏切り、巨人に食わせた。

パラディ島の人々はマーレでは悪魔と呼ばれていたが、それは幻想であり、自分たちと変わらない心がある人間だったのだ。

 

壁を破壊し、悪魔の末裔を滅ぼす「戦士」である自分と、パラディ島の仲間と共に壁を守る「兵士」である自分の2つの立場がライナーの心を蝕んでいた。

最後までもがき、苦しみ続けたライナーだったが、全ての戦いが終わり、鎧の巨人の力を失った際に母にこう告げる。

 

母さん。俺もう鎧の巨人じゃないみたいなんだ。

 

本当かい?それは良かった。ずっとごめんね、ライナー。これ以上何も要らなかったんだよ。

 

ライナーの母は自分の憎しみを晴らす道具としてライナーを見ており、これまで向き合ってこなかった事を詫びた。

そして、彼をマーレの戦士ではなく、一人の息子として無条件の承認を行い、ライナーは長きに渡る地獄から解放された。

 

 

 

 

ジーク・イェーガー

プロフィール 調査兵団入隊~ウォール・マリア奪還編 レベリオ襲撃~天と地の戦い編
年齢 25歳 29歳
身長 183cm
誕生日 8/1

 

獣の巨人の継承者であり、本作の主人公であるエレン・イェーガーの異母兄弟である。

幼少期からエルディア復権派のリーダーであるグリシャの期待を背負って育てられ、親の愛情を知らぬまま育ってしまう。

 

ジークの過去

両親からエルディア復権の最後の希望として、期待をされていたが、戦士としての能力が上がる事はなく、期待に応えられない事に苦しんでいた。

 

そんなジークを救ったのが、マーレの巨人学の研究者であるトム・クサヴァーであった。

クサヴァーとのキャッチボールと何気ない会話がジークの心の拠り所となっていたのだ。

 

彼が7歳を迎えた時、ある情報筋からエルディア復権派の存在が感付かれている事を知り、クサヴァーの助言のもと、やむを得ずマーレ政府に両親を密告する。

これにより、エルディア復権派が解体され、ジークは驚異の子としてマーレ政府から信頼を得ることになる。

 

そしてジークは16歳を迎えた頃、獣の巨人の任期を終えたクサヴァーから、獣の巨人と安楽死計画を引き継ぐこととなった。

 

 

本来ジークが引き継いだ獣の巨人は戦闘向きではなかったが、クサヴァーとのキャッチボールで磨かれた投球技術と、王家の血による無垢巨人の支配能力でマーレの発展に大きく寄与してきた。

 

シガンシナ区の最終決戦において、エレンと接触し始祖の巨人の力を発動。

エレンと共に”道”に到達し、安楽死計画をエレンに託すが拒否される。

 

グリシャから洗脳されていると思われるエレンを正気に戻すために、エレンと共に”道”を通じてグリシャの記憶を巡る。

記憶を通じて分かったことは、グリシャはパラディ島で第二の人生を歩んでいても、ジークの事を片時も忘れていなかったことであった。

 

未来のエレンの記憶を通して、成長したジークを目にしたグリシャはジークを抱擁し、愛していると伝えた。

当時のジークには届いていなかったが、ジークは間違いなく、グリシャに愛されていたのだ。

 

 

エレンが始祖の巨人を掌握した後は、パラディ島の勢力に協力し、今まで自分が奪ってきた命に詫びるため、リヴァイを呼びつけ自分の首を刎ねさせた。

これにより、始祖の巨人の能力が発動する条件が崩れ、地鳴らしが止まった。

 

 

 

 

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フィギュア

進撃の巨人:エレン・イェーガーfigma

 

 

 

 

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進撃の巨人を知ったあなたに伝えたいこと

最後に、進撃の巨人を知ったあなたにお伝えしたい事があります。

それは進撃の巨人のテーマである「自由と代償」についてです。

 

私たちは生まれながらにして自由ですが、大人になるにつれて自らにルールを課し、その自由を制限していきます。

それは人間関係を円滑にするためだったり、組織での評価を得るためだったり、様々な理由があるでしょう。

 

確かに、自分の思っていることを我慢して相手に合わせたり、空気読むことで物事を円滑にする事が必要な時もあるでしょう。

 

しかし、あなたはあまりにも自分の自由を犠牲にしすぎていませんか?

あなたは奴隷ではなく、自由意志を持った1人の人間です。

 

誰にも従わなくていいし、自分で決めていいんです。

もちろん、エレン・イェーガーのように大勢の命を犠牲にしてまで、自分の自由を行使しろとは言いません。

 

しかし、誰かに答えを求めるのではなく、自分の意志で答えを選ぶこと。

そして、その答えを正しい選択に変えていく行動は必要ではないでしょうか。

 

だから、最初から正しい答えを選ぶ必要はありません。

自分の意思で答えを選び、最後まで責任を持って向き合う事が最も大切なのです。

 

最近人に合わせてばかりで窮屈さを感じている方は、他人に迷惑を書けない範囲で自由を行使してみてはいかがでしょうか。

それ相応の代償はあるかもしれませんが、きっと充実した人生を送るきっかけになるはずです。

 

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