- 転職を考え始めるようになったけど何から始めたらいいのか分からない…
- 初めての転職活動で自分のやり方が合っているのか分からない…
- とりあえず転職活動を始めてみたけど全然上手くいかない…
あなたは上記のような悩みや不安を抱えていないでしょうか?
初めての転職であれば何から始めていいか分からず不安になってしまう人は多いでしょう。

著者紹介

目次
転職における失敗とは
まず、転職準備に入る前に皆さんが知るべきこととして、転職における失敗とは具体的にどういう事なのかについてお話しします。


転職を考え始めた時の不安
- 本当に転職できるのか
- 自分の需要はあるのか
- 希望の仕事は見つかるのか
- 引き継ぎ+退社をスムーズにできるのか
上記はある程度具体化している不安であり、自己分析と志望業界に関する情報収集をしっかり行えば解消する事ができます。


転職未経験の方が抱える不安を言語化すると「転職で失敗したらどうしよう…」です。
転職未経験の方は転職活動や転職後の具体的な流れのイメージが出来ないことが多いです。
つまり「失敗したらどうしよう…」と言う不安を抱えているのですが、転職における失敗が具体的にどんな状態なのか分からないのです。
私は転職における失敗とは「スキルが身に付く前に、短期間で転職を繰り返すこと」だと考えています。
そして、この原因は転職先とあなたのミスマッチであり、転職活動の準備不足に他なりません。

場合によってはあまりに転職回数が多いと、正社員ではなく契約社員からのスタートにならざるを得ないこともあるでしょう。


転職未経験の方が抱えるこの不安は、これから解説する全てのステップをクリアしていけば必ず解消することが出来ます。

失敗しないための転職準備①:転職活動のプロセスと方法を把握する
まず初めにやるべきことは、転職活動のプロセスと転職方法を把握することです。
転職の全体像を把握しておけば得体の知れない不安に駆られることも無くなります。
転職活動のプロセス

転職活動のプロセス
- 自己分析
- キャリアの棚卸し
- 情報収集
- 書類作成/応募
- 選考
- 内定
- 引き継ぎ・入社
1~3に1ヶ月、4~6に1ヶ月、7に1ヶ月という合計3ヶ月のタイムスケジュールで考えていてください。
例えば2022年の4月に転職をしたいなら、遅くとも2022年の1月から転職活動を開始する必要があります。

転職方法

一般的には転職サイトと転職エージェントを併用して転職活動をするケースが多いです。
例えばリクルート系の転職サービスを利用する場合は転職サイトであるリクナビNEXTと、転職エージェントであるリクルートエージェントを併用することになります。


さらに詳しく
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失敗しないための転職準備②:自己分析をする
転職準備において自己分析は最も重要な行程です。

自己分析のステップ
- なぜ転職をしたいと考え始めたのか原因を振り返る
- 転職する以外に解決する方法がないか考える
- 転職で実現したい絶対条件を挙げる
step
1なぜ転職をしたいと考え始めたのか原因を振り返る
あなたが転職を考え始めたという事は何かきっかけがあったはずです。
転職を考え始めたきっかけ
- 成果を上げたのに正当に評価をしてもらえない
- 職場の人間関係が悪い
- 将来を見据えると肉体的に長く続けられる仕事ではない
- 給料、福利厚生に不満がある
- 会社の将来性に不安がある
- スキルアップが出来ない現状に焦りを感じている

原因が分からないまま転職をすると、根本原因が解消されていないので、同じ失敗を繰り返してしまうのです。


あなたの中にある、転職したい理由は取り繕う必要はありません。
「毎日激務だから辞めたい」とか、「給料が安いから辞めたい」のような素直な答えで良いのです。
全ての転職者は自己中心的かつネガティブな理由で転職を決意していますが、選考の際はそのネガティブな理由をポジティブな言い回しに変えています。
だから企業に「ポテンシャル」「即戦力」いずれかの評価で採用されているのです。
転職とは自分をいかに良い商品として売り込むかが重要です。
ですが、企業が知る由もない、転職することになった本当の原因はネガティブかつ自己中心的で良いのです。

step
2転職する以外に解決する方法がないか考える
step1で明確にした転職を考え始めた原因ですが、それは本当に転職しないと解決出来ないのか考えてみましょう。
転職以外の解決方法
- 給料に不満がある
→上司に昇給の交渉をしてみる・副業で収入を増やす
- 職場の人間関係に問題がある
→配置転換の希望を出して環境を変える
- スキルアップできない
→スキルアップできるような副業を始める

人は自分がやったことに対する後悔よりも、やらなかった事に対する後悔の方が後を引きます。
「転職以外に解決方法がない。」この決断に至るまでにやるべき事を全て実行しましょう。
それが転職後の新しい環境でのモチベーション維持や、問題を解決するための思考力の向上に結びつくのです。

ここで紹介する2社は登録前に無料体験を実施しているので、お金をかけることなくキャリア相談をすることが出来ます。
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step
3転職で実現したい条件を挙げる
様々な方法を模索・実行し、「転職以外に解決方法がない」という決断に至った場合、転職で実現したい条件を挙げましょう。
転職で実現したい条件
- 年収を20〜30万アップさせる
- 共感できる社風である
- インセンティブ要素を増やす
- 最低限のコミュニケーションで成り立つ職場である
- 会社の事業内容に将来性を感じる
- ワークライフバランスが取れる
- 研修制度が充実しておりスキルアップがしやすい
- 勤務地が地元・都心である(Uターン・Iターン転職)

転職条件は絶対的に縛られるものではなく、膨大な数の企業の中から、あなたにマッチした企業を選別するためのツールです。
ここで挙げた条件は企業の選別だけでなく、あなたの転職の軸となり、企業への志望理由に繋がるのでしっかりと設定しましょう。
以上が自己分析の3つのステップです。

失敗しないための転職準備③:キャリアの棚卸しをする
次は企業に対してあなたを売り込むためのPRポイントになる「キャリアの棚卸し」を行います。
あなたが今までの就業経験で身につけたスキル、実績を箇条書きにしてみましょう。
スキル・実績の具体例
- PDCAで営業活動を回し、単月予算150%を達成する事ができた
- レビューサイトの口コミキャンペーンを企画・推進し、新規顧客を100名増やした
- 同期の中で最も成果を挙げるために、訪問件数を2倍にして予算を達成した
- チャットツールの提案・導入を行い社内コミュニケーションを円滑にした
- 社内書類のデータ化・ペーパーレス化を発案し経費の20%削減に貢献した
- 営業活動中での気づきをストックし、新たなサービスを企画提案しメインサービスとして育成した
キャリアの棚卸しのポイントは、数字では表現できない定性的な評価だけではなく、数字で表せる定量的な評価を混ぜることです。
定性的な評価と定量的な評価の具体例
定性的な評価は「こんな課題を見つけたので、こんな風に取り組んだ」のように、行動の動機や結果を出すまでのプロセスを表したものです。
定量的な評価は「月500万円の予算を達成するために、月50件の訪問件数を月100件に増やして、800万円の売上をあげた」など、目標と結果を具体的な数値で表したものです。
採用する側の立場に立つと、定性的な評価のみで自己PRをされても、「結局それで結果はどうだったのか」という疑問が解消できません。
また、定量的な評価だけで自己PRをしても「なぜその結果を出せたのか」行動の動機や過程が見えてこないので、結果を出したのが偶然なのか必然なのかの判断ができません。




キャリアの棚卸しは定性的かつ定量的な評価ができていれば、輝かしい実績でなくても問題ありません。
普段から意識的に仕事に取り組み、自分なりに課題を持って、その課題をクリアするためのアクションをして、小さな結果を出したということで良いのです。


小さな結果も出したことがない方
勤めてから3~6ヶ月など、短期離職をする場合、棚卸しできるキャリアが形成されていないと思います。
キャリアの棚卸しが出来ないのであれば、あなたはまだ転職するべきではないという事です。
全ての職歴にはそこで勤めた意味を見出さなければいけません。
就業環境が劣悪で命に関わる状態であったり、精神的に追い込まれている場合であれば、今すぐに転職することを勧めます。
しかし、そこまで切迫していないのなら、小さな実績を積み上げて、スキルを身につけるという目標を持って現職をもう少し頑張ってみましょう。
失敗しないための転職準備④:情報収集
ここまでの準備で自己分析とキャリアの棚卸しが出来たので、次はあなたの希望を叶える企業があるのか情報取集をしましょう。

1.転職サイト
参考:リクナビNEXT
転職サイトは企業が公募している求人の検索・応募が出来るサービスです。
求人情報として、応募要項、勤務条件、募集期間、選考にかかる日数が公開されています。

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2.転職エージェント
参考:リクルートエージェント
あなたの代わりに企業の情報収集をしてくれたり、選考のフォローアップを無料で行ってくれるサービスです。
転職エージェントを利用すると、転職を前提としたフォローアップと、企業が公募していない好条件の非公開求人の紹介を受けることが出来ます。

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3.SNS、口コミサイト
参考:Linkedin
企業で実際に働く人の声は企業サイトには書いていませんが、働く上で必ず知っておくべき情報だと思います。
実際に働いている人の情報を集めるにはSNSと口コミサイトが便利です。

上記のような企業ページから、実際に就業している方とコンタクトが取れますし、求人に応募することも出来ます。

転職会議は企業の元社員の口コミが見れるサービスです。
匿名ゆえに、実際の就業状態や評価制度など、元社員しか分からない有益な情報を得る事が出来ます。

口コミ画面
全文を見るには転職会議に登録する必要がありますが、費用は一切かかりませんので情報収集のために登録しておきましょう。
失敗しないための転職準備⑤:書類作成
最後の転職準備は書類作成です。

どちらもdodaのフォーマットがJIS規格に合っているので安心です。


職務経歴書はレジュメビルダーで作成しましょう

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以上が失敗しないための転職準備の全ステップです。
転職活動は闇雲にやってしうまうと、また辞めざるを得ない状況に追い込まれてしまう可能性があります。
是非とも当記事で解説した転職準備のステップを参考にして、後悔しない転職を叶えてくださいね。
転職に関するよくある質問と回答集

転職活動は在職中と退職後、どっちが良い?
それぞれメリットとデメリットを解説します。
在職中に転職活動するメリット
- 精神的、金銭的に余裕を持って転職活動できる
- 転職しない選択ができる
- 失業期間が発生しない
在職中に転職活動するデメリット
- 面接の日程調整で有給を取得する必要が出てくる
- 選考のスケジュール管理が甘いと、効率の良い転職活動が出来ない
- 在職中の仕事に対するモチベーションが切れてしまうことがある
退職後に転職活動するメリット
- 時間的に余裕があるので転職活動に専念できる
- 金銭的に余裕があれば資格勉強をしながら転職活動ができる
- 失業保険を受給できる(自己都合退職の場合、受給まで2ヶ月程度かかる)
退職後に転職活動するデメリット
- 転職活動が長引くと精神的に追い込まれて転職先の企業を妥協しがち
- 良い企業に巡り会えなかったとしても転職するしかない
- 無職の期間が長引くと選考に不利に働く(合理的な理由があれば問題ない)
どちらもメリットとデメリットがあり一長一短ですが、後悔しない転職を叶えるという点においては、在職中に転職活動をすることをお勧めします。
すでに退職をしてしまった方は焦ると失敗しますので、広い視野を持って転職活動をしていきましょう。
在職中の会社に退職を告げるタイミングはいつ?
基本的には採用内定を受諾した後で大丈夫です。(入社日の1~2ヶ月前)
退職については退職日の1ヶ月前までに申し出ることを就業規則で定めている会社が多いので、一度勤務先の就業規則を確認しておきましょう。
それよりも注意して欲しいのは退社日までの有休消化を計算しておくことです。
転職活動において有給消化中の期間は非常に重要です。
有休消化の目的意義
- 転職先の社内資料を貰っておいて有休消化中に予習する
- しっかり休んで英気を養う
- 職務のスイッチを切り替えてスタートダッシュをかける
引き継ぎが伸びてしまい、有給を消化できずに退社日を迎えることがないようにしっかりと確認しておきましょう。
転職は社内の人間には相談しない方が良い?
はい。転職が確定するまでは社内の人間に相談しない方がいいです。
在職中に転職活動をした結果、転職するのを止める可能性もあると思います。
そうなった時に社内の人間があなたが転職活動をしていた事を知っていると、社内のコミュニケーションに支障をもたらす危険性があります。
転職が確定するまでは、社内の人間ではなく、社外の人間に相談しましょう。
引き継ぎって何をすれば良いの?
あなたが現状抱えている仕事の状況・進捗を後任の方と共有します。
あなたの転職が決まった場合、勤務先は欠員補充として求人を出すケースが多いでしょう。
ですが、人を採用するには時間がかかるので、人員補充が完了するまでに、既存メンバーにあなたの抱えている仕事を割り振ることになります。
したがって、あなたが抱えている仕事の状況・進捗を既存メンバーが引き継げるように、情報を整理して渡すことが必要です。
場合によっては一緒に同行して、取引先に担当変更の挨拶に伺う必要もあるので、引き継ぎには1ヶ月前後かかる事が多いでしょう。
社歴が長く、会社での立場が重要であればあるほど、引き継ぎに時間がかかるので、それを見越して転職活動の計画を立てましょう。
短期間で会社を辞めても転職できる?
はい。できます。
選考において採用担当が重視するのは、働いた期間ではなく退職理由の合理性です。
退職理由に合理性がなく、気分で転職をしている求職者に対しては「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか?」という事を危惧してます。
- なんとなく合わないから辞めたい
- 辛いから辞めたい
このレベルでは合理的な理由とは言い難いので、具体的に何が短期離職の原因なのか言語化して、合理的な言い回しを考えておきましょう。
転職って年齢を重ねるほど難しくなるの?
はい。難しくなります。
各年代毎の転職者の採用基準は下記のようになっています。
20代
ポテンシャル重視で実績はあまり重視されません。
社内外のコミュニケーションが問題なく取れることや、一般的な教養があることが重要です。
20代であれば未経験業界への転職も問題なく出来るでしょう。
30代
ポテンシャルよりも実績を重視されます。
即戦力としての期待値の高さと、どこの会社でも必要とされるポータブルスキルが身についているかが重要です。
30代の場合、即戦力として働けるように、経験業界を選択するのがセオリーです。
40代以上
実績と管理職経験を重視されます。
スペシャリストとして採用されるので、最初からある程度の役職を付けられるケースが多いでしょう。
40代以上の場合、未経験業界への転職はほぼ不可能で、管理職としてのマネジメント経験がマストになります。
年齢を重ねる毎に重視される項目が変わり、採用されるハードルが段階的に高くなっていくのが分かると思います。
将来を見据えて転職を考え始めた場合、その決断は早い方が良いと言えるでしょう。
以上が転職に関するよくある質問と回答集です。
転職活動をしていると様々な不安や葛藤があると思います。
ですがそれは転職を経験すれば必ず通る道です。
なんとなく不安な毎日を過ごしているかもしれませんが、その悩んだ日々すらも良かったと思えるような選択をしてくださいね。
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転職を考え始めたけど、何からやればいいのか分からないという方に向けて、絶対に後悔しない転職を叶えるための5つのステップを解説。
転職で一番怖いのはスキルも実績も積み上げないまま転職を繰り返してしまうこと。それが怖い方は一読ください。#今日の積み上げ#転職https://t.co/3PZf87f3Zz
— ミツ@【転職×婚活】ライフアドバイザー (@mitsu20190908) October 24, 2021
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
引き続き当ブログでは皆様に有益な情報を発信していきます。
Mitsu