「転職したいけど、失敗したらどうしよう…」
「転職して、今よりも条件が悪くなったらどうしよう…」
「結局次の転職先も辞めることになったらどうしよう…」
今回の記事では、上記のような転職に対する不安・恐怖に直面した時に、どのように向き合い、解消していくべきなのか解説していきます。
結論を先に言うと、不安と恐怖を解消するには「自分に自信をもつ」事が大切です。




今回の記事は、転職における不安を解明し、自分に自信を持つ方法が分かる構成にしていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
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転職に対する不安や恐怖は次の2つに分解する事ができます。
・転職前(転職活動中)の不安
・転職後(採用内定後)の不安

転職前(転職活動中)の不安
・条件に合った転職先が見つかるか不安
・内定が取れるか不安
・仕事と転職活動を両立できるか不安
・転職活動が長引かないか不安
条件に合った転職先が見つかるか不安
転職の現実として知っておいて欲しいのですが、完璧にあなたの条件に合致する転職を叶える事はできません。
理想と現実の妥協点を見つけて転職先を見つけることになります。
とはいえ、ある程度こだわりの条件を絞れば、必ず希望に沿った転職を叶えることが出来ます。

内定が取れるか不安
専門的なスキルがなかったり、転職回数が多かったり、年齢を重ねてしまっていると、内定が取れるか不安になってしまうと思います。
これは先ほど挙げた「希望に合った転職先」という所にも関わってきますが、会社の規模にこだわらなければ内定は必ず取れます。

答えは後者です。会社の規模に捉われずに転職活動をしていきましょう。
仕事と転職活動を両立できるか不安
「今の仕事が忙しすぎて転職活動の時間が取れないかもしれない。」
転職活動を始める場合は、活動時間の確保が必要なので、こんな不安を抱えている人も多いでしょう。

基本的に内定が出るまでは、上司に打ち明ける必要はないですが、あなたが有給取得しづらい会社に勤めていて、転職の意思が固いのであれば、早めに上司に打ち明けた方が良いでしょう。
転職活動が長引かないか不安
転職活動の期間ですが、一般的には3ヶ月と言われていますが、これはサポート期間を3ヶ月としている転職エージェントが多いことに起因しています。
中には転職まで、半年や1年かけて成功している方もいますので、3ヶ月という一般的な期間に縛られる必要はありません。
しかし、転職活動にかかる時間や費用は、積み重なると大きな負担になってきますので、期限を決めて転職活動をする事をお勧めします。
ここまでが、転職前(転職活動中)の不安の代表例です。

転職後(採用内定後)の不安
・新しい環境に馴染めるか不安
・入社前と入社後にギャップがないか不安
・活躍できる人材になれるか不安
・転職を繰り返すことにならないか不安
新しい環境に馴染めるか不安
応募企業に内定した場合、新しい会社の社風、企業文化、人間関係に馴染めるか不安になる方も多いです。
でもよく考えてみてください。採用内定を受けるという事は、採用権限がある企業の役員が、あなたを「企業の社風・文化に合った人間である」と評価した客観的な証明ではないですか?

あなたがもし、企業に合わない人間であれば内定を勝ち取ることは出来なかったはずです。
また人間関係についても、挨拶と1から学ぶ姿勢を大切にしていれば、自然と輪の中に入っていけます。
入社前と入社後にギャップがないか不安
この不安を解消するには応募企業を徹底的にリサーチするしかありません。
企業ホームページを熟読したり、所属することになる部署の1日のスケージュールをヒアリングして、実際に就業しているイメージをしておきましょう。
応募企業で自分が働いている姿をどれだけ具体的にイメージ出来るかが重要です。

活躍できる人材になれるか不安
これを解消するには、前職でのあなたの実績と、内定先の企業で活躍している人が、どんな人物なのかヒアリングすることが重要です。
当然ながら同業他社に転職する場合、あなたには業界に精通した知識とノウハウがありますので、成果をあげる再現性は高くなります。
異業種にチャレンジする場合は、その企業でどのような人物が活躍しているのか、採用担当にヒアリングしておくのが良いでしょう。

転職を繰り返すことにならないか不安
身近にあふれている「自分が変わらないと、転職を繰り返してしまう」という意見が強迫観念となって、あなたを不安にしています。

確かに退職まで追い込まれてしまう、退職を考えることになった過程であなたにも落ち度があったかもしれません。
だから自分で振り返って改善すべき点があれば、改善すれば良いです。
ですが、理不尽な上司や労働環境は存在します。そのような状況に直面して、そのまま働き続けて状況は改善されたのでしょうか?
他人を変えることは出来ません。だから転職して環境を変える決断をしたのですよね。

たとえ転職を繰り返しとしても、働く意志がある限りあなたの価値は変わりません。
だからこそ、新しい転職先では貪欲に実績を求めましょう。

以上が転職に対する不安と、不安への向き合い方です。
最後に冒頭で述べた「自分に自信をもつ」考え方を解説します。
自分に自信をもつということ
自分に自信をもつ事は3つのステップで構成されています。
自分に自信をもつ3つのステップ
・自分がどんな人間なのか分析する
・不安のメカニズムを理解する
・"株式会社 自分"という思考を持つ
自分がどんな人間なのか分析する
「自分に自信をもつ」最初のステップは自己分析です。
私はキャリアドバイザーとして、1000人以上の転職者の方と面談をしてきましたが、自己分析が出来ていない方が多いです。
自分で自分の事が分からなかったら、不安になって当たり前ですよね。

私がキャリアアドバイザーをしていた時に、転職者の分析に使っていた5つの質問があります。(5Q)
この5つの質問に答えてみてください。簡単にあなたがどんな人間なのか分析する事ができます。
自己分析の5Q
- 今までどのような仕事に取り組んできましたか?
- 今までどのような実績を上げてきましたか?
- その実績を上げる事ができたのはなぜですか?
- 仕事のやり甲斐を感じるのはどんな時ですか?
- 仕事を続ける上で大切だと思う事を3つあげてみてください。

基本的にあなたが得意なことを仕事にするべきです。

自己分析をして、自分の好きな事、得意な事を具体化して行きましょう。
不安のメカニズムを理解する
「自分に自信をもつこと」の2つ目のステップは「不安」のメカニズムを理解することになります。
人間は自分が知らないことや環境の変化に対して、不安や恐怖を感じるように脳がプログラミングされています。

したがって、転職のように環境が大きく変わる事が不安だったり、怖いと思うのは自然なことなのです。
では自己分析を行い、不安のメカニズムを理解した上で、どうすれば自分に自信を持つことができるのでしょうか。
この答えは"株式会社 自分"という思考方法です。
"株式会社 自分"という思考を持つ
"株式会社 自分"とは企業に所属しながらも、目線は経営者でいるという事です。
目線は経営者といっても、あなたは企業に所属していますので、上司の命令は絶対です。
従って、あなたはあなたの裁量の中で創意工夫をして、「誰でもできる仕事」を「あなたにしかできない仕事」に昇華させるのです。
これを繰り返すことで、"株式会社 自分"の株価、つまり"あなたの市場価値"が段階的に上がっていきます。
"株式会社 自分"の株価の上昇はあなたの自信に直結しますので、たとえ会社が倒産して、また転職せざるを得ない状況になったとしても、臆することがなくなります。
なぜならば、あなたの目線は経営者ですから、何度転職しても、必ず自分にしか出来ない仕事を創り出す事が出来るからです。
今やるべき事をやり、自分の裁量の中で創意工夫をする。

企業に所属していても、あなたは自分の人生を背負った経営者なのです。
転職の不安と上手く向き合い、人生を好転させるには、自分に自信を持つことが必要です。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたなら幸いです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
引き続きあなたの転職・婚活に役立つ情報を発信していきます。
Mitsu