
今の時代、転職を考えた時に転職エージェントに登録すると思いますが、その際に重要なのが、あなたの担当となるキャリアアドバイザー(以下CA)です。
CA=キャリアドバイザー
RA=リクルーティングアドバイザー
転職者はCAを通して応募企業とやり取りをしますので、担当CAの質が低いと効率よく転職活動をする事ができません。
今回は優秀なCAの選び方について解説していきます!
著者紹介

こんなお悩みを解決
- 優秀なCAの見分け方を知りたい
- 担当のCAと相性が合わない
- CAの担当変更検討しているが印象が悪くならないか心配
結論
- 優秀なCAはヒアリング力が非常に高い
- 相性が合わないCAと信頼関係は築けない
- CAの担当者変更は頻繁にあるので、ためらう必要はない
優秀なキャリアアドバイザー(CA)を見分ける5つのポイント
優秀なCAを見分ける事ができる5つのポイントがあります。
ポイント
1.ヒアリング力が高い
2.レスポンスが非常に速い
3.面接前に必ず対策をしてくれる
4.知識が広く深い
5.勤務時間中に電話をしてこない
各ポイントについて優秀なCAと使えないCAという2軸で順番に解説していきます♪
1.ヒアリング力が高い
優秀なCAは初回面談のヒアリングの仕方で見分ける事ができます。
ヒアリング力が圧倒的に高いので、質問が非常に答えやすく、質問された側にも新たな発見を与えてくれます。
初回面談では履歴書・職務経歴書を確認しながら面談をしますが、あなたは自分が残した成果について具体的な数字とアクションを鮮明に覚えていますか?

ここで優秀なCAと使えないCAは質問のアプローチ方法に差が出てきます。
優秀なCA
数字の正確性や根拠よりも、成果をあげた時に「どんなマインドで取り組み、なぜ成果を上げる事ができたのか」という質問から掘り下げて、一緒に答えを導き出してくれます。
一方的な質問ではなく、一緒に考えながら答えを出していくので優秀なCAの質問は非常に答えやすいです。
これにより、スムーズな自己開示ができるので、自分でも認識していなかった新たな強みが分かることが多いです。
優秀なCAとの面談は転職者の視野を広げてくれるのです。
使えないC A
現職だけでなく前職の実績や市場規模、具体的な取り組みなど、鮮明に覚えていない、ぼんやりとした事をしつこく聞いてきます。
また、質問に答えても話を広げてくれないので、質問される側は「答えにくい・答えたくなくなる」のが特徴です。
面談を通して新たな自分の強みが分かることもなく、ただ尋問されるだけの苦痛な面談になります。
何社か転職エージェントに登録すれば必ず両方のCAに当たります。

2.レスポンスが非常に速い
優秀なCA
レスポンスが非常に速く、メールであれば3時間以内には返信をくれる方が多いです。
転職エージェントを利用すると、瞬く間に面接であなたの予定は埋まっていきます。
特にあなたが在職中であれば、取引先とのアポや引継ぎ業務もあると思うので、スケジュール管理が非常に重要です。
効率よくスケージュールを組んでいくには、応募企業とあなたを繋ぐ、レスポンスの速いCAが必要不可欠です。
使えないCA
レスポンスが遅く、タイムリーなやり取りが出来ません。最長で返信に2~3日かかる事もあります。
また、こちらかアクションをしないと何もしてくれません。
あなたの代わりに選考スケージュールを調整するのがCAの役割なので、レスポンスが遅いCAに当たると急なスケージュール調整(リスケ)が頻繁に発生します。

3.面接前に必ず対策をしてくれる
優秀なCA
企業面接前に必ず対策をしてくれます。
応募企業がどのような人材を求めていて、あなたがアピールすべき所はどこなのか、企業の採用者目線でアドバイスをしてくれるはずです。
使えないCA
常に業務に圧迫されているので、あなたの面接のスケジュールも把握していません。
従ってこちらからアドバイスを求めない限り、何の対策もしてくれません。
スタートアップの小さな人事紹介会社だと業務に追われ手一杯なCAが多く、フォローが薄いことがあります。
あなたが在職中の場合だと、忙しくて企業研究に時間をかけれない時が出てくると思います。
そこをフォローするのも担当CAの役割なのです。
4.知識が広く深い
優秀なCA
あらゆる業界の知識に精通しており、守備範囲が広いです。
また、あなたの職務経験から分析を行い、あなたの希望業種以外にも様々な業種とキャリアプランを提案してくれます。
知識が広く深いので、様々なキャリアの方向性を提示したり、今後伸びていく業界予測もできます。
優秀なCAはあなたの視野を広げてくれます。
使えないCA
基本的に知識や経験が不足しています。
踏み込んだ質問をすると答えられない事が多かったり、間違った情報を伝えてきます。
この項目はシンプルに人材業界の経験年数で左右されますので、新人は使えないCAに該当してきます。
転職エージェント側としては新人だから多めにみて欲しいという所ですが、あなたのキャリアを新人の練習台に使わせる必要はありません。
あまりに知識不足が気になるようでしたら、担当者変更の必要があるかもしれません。
5.勤務時間中に電話をしてこない
優秀なCA
初回の面談であなたの勤務時間と電話に出られる時間帯を必ずヒアリングしてくれます。
従って、基本的に勤務時間中に電話をしてくる事はありません。
使えないCA
勤務時間中にも電話をしてきます。
話もまとまりがなく、基本的に長いです。
使えないCAはスケジュール管理ができていないので、あなたの勤務時間中に連絡をしないと日程調整が出来ないのです。
在職中で勤務時間中に担当のCAから長電話がきたらゾッとしますよね。
優秀なCAは転職者ファーストの精神で最大限の配慮をしてくれます。

項目のほとんどが初回の電話面談時に判断できます。
もしこれらの項目を満たしていないCAがあなたの担当者となってしまった場合、あなたの今後のキャリアの為に、担当者変更を検討する必要があるかもしれません。
【キャリアアドバイザー(CA)を変更するためには」
CAは転職者側から選ぶ事はできず、転職サイトからあなたにアプローチしてきた方が担当となります。

担当CAを変更してもらうには初回の面談終了時に口頭で、担当変更の依頼をしてください。
少し勇気は必要ですが、これが一番スムーズに担当者変更ができる方法です。
担当者変更は転職エージェントにおいてよくある事です。

担当者変更の意向を伝える際に押さえるべき事は次の3つです。
①まずは面談のお礼から
②なぜ担当者を変更したいのか理由を明確に伝える
③文中でお詫びで入れる
例文(口頭)
本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。
申し上げにくい事で恐縮なのですが、担当者の変更をご検討頂けないでしょうか。
理由としては今回の面談について、私の視野が広がるようなキャリアプランの提示を期待していたのですが、特になかった事や、私の希望業種に対する知識も〇〇様に不足しているように感じてしまった所にあります。
大変申し訳ございませんが、経験豊富で私の希望業種に詳しい方に担当をお願いできればと思います。
担当者変更は日常的に起こる事ですが、あなたの印象を悪くしない為にお礼とお詫びは必須です。
また、後任のCAとあなたが信頼関係を構築する為に、なぜ担当者変更をして欲しいのか理由を明確に伝えてください。
いくら後任が優秀なCAでも2人の間に信頼関係が築けなければ意味がありません。
この為にはあなたの真摯な対応が必要なのです。

以上より、初回面談時に電話で伝えるのがオススメです。
キャリアアドバイザー(CA)変更の際に注意して欲しいこと
CAの担当者変更ができるのは原則1回だけ
CAの担当変更は何回もできる事ではありません。
私が今回の記事で書いている事を何度も読み返して、担当CAが使えないCAに当てはまっている場合のみ担当変更の申し出をしましょう。
自分にも原因がないか振り返る
あなた自身の対応にも問題がなかったか、冷静に振り返る事も必要です。
CAに対して自己開示をしないと、本当にマッチした企業を紹介してくれる事はありません。
CAに対して取り繕う必要はありませんので、なぜ仕事を辞めたいのか、次はどんな仕事をしたいのか素直に話してみてください。
キャリアアドバイザー(CA)のまとめ
CAの担当変更をした場合、後任のCAは前任のCAよりも経験豊富なベテランが担当になる事が多く、転職者は担当変更を申し出てしまった負い目から、後任のCAを信頼し過ぎてしまう節があります。
転職活動の目的はCAに提示された企業に就職することではなく、あなたが働きたいと思う企業に就職することです。
CAはあなたの転職活動をサポートしてくれますが、それはあなたが採用された場合に報酬が発生するからです。
CAはあなたの人生の責任はとってくれません。
企業に応募する際はCAの推薦ではなく、あなたが長く続けれそうな仕事で、入社したいと思った企業にのみ応募をしましょう。
CAと健全な信頼関係は構築して欲しいと思いますが、アドバイスを全て鵜呑みにするのではなく、自分が納得できる事だけに耳を傾けてください。
コロナ渦で焦る気持ちはあると思いますが、転職はCAが決めるのではなく、あなたが決めるのです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
引き続きあなたの転職と婚活に役立つ情報を発信していますので宜しくお願いします♪
Mitsu